自然素材だけでできた唯一無二の飴。京都のやさしいお飴さんを旅のおともに。

大正元年創業「御所飴本舗（ごしょあめほんぽ）」の飴は、そっと旅を彩る引き立て役。つい手が伸びるやさしい甘さと、どこへでも連れて行きたくなる可憐なルックスの裏には、自然素材だけで飴を作り上げるストイックなチャレンジが隠されていました。

“一期一会一粒”に込めた想い

「御所飴本舗」は構想からおよそ5年をかけ、2024年3月に全面リニューアルしました。店舗の改装だけでなく、原材料をすべて見直し、自然素材だけで飴づくりをしています。人工的な香料を使用するのが一般的な飴業界では前代未聞の挑戦でした。

“一期一会一粒”はリニューアルを機に新しく掲げた理念です。「1粒の飴の味が、そのときそのときにしか出会えない味になってほしいと思っていて。同じ種類の飴でも『あの場所で食べた味』『あの人と食べた味』と、想いが加わって唯一無二の味になると思うんです。」店主の桑折夫妻は語ります。

甘さの先にある小さな幸せをお届けしたい

「創業当時から甘さにはこだわりがあります。時代に合わせて変化しながらも、やさしい甘さへのこだわりは受け継いでいくと決めているんです。」

「御所飴本舗」では食べたあとにほっとできるよう、甘ったるくないあっさりとした後味にこだわっています。飴のベースとなる砂糖にはてんさい糖を使用。やさしい甘さが特徴のてんさい糖は、素材の味を邪魔しないことから自然そのものの味を追求した「御所飴本舗」のこだわりの一つです。

おいしさとやさしさを両立させるため、材料の配合や温度調整など、日々試行錯誤を繰り返している桑折さん。「自然素材の味を残すのはとても難しくて。“いちごの香料や甘味料の味”ではなく、いちご本来の酸味や甘さを実現するのはかなり苦労しましたね。」

いちご本来の酸味やプチプチした舌触りが絶妙に表現されている。

京都柳桜園茶舗のお茶を使用。2色の緑は茶碗の中の泡と下に沈む濃厚なお抹茶を表現。

伝統を守り続ける昔ながらの工場

「御所飴本舗」の工場では、昔ながらの設備が今もなお現役です。あらゆる金属が回収された戦時中も、地面に埋めて隠し、守り抜いたのだとか。

わずかな温度の違いで味が変わるため、繊細な研究をこの工場で繰り返しています。高温のなか飴をつくる作業は、かわいらしい完成形からは想像を絶する危険な作業。現在はご主人がお一人で全ての作業を行っています。

旅するお飴さん。引き立て役としてのこだわり

「御所飴本舗」の飴は旅のおともにぴったり。飴には決して派手さはなく、お菓子の時間にメインになるものではありませんが、持ち歩けて、長い時間口に入れて楽しめるのは飴がもつ強みです。そんな飴だからこそ、旅の想い出を彩るお手伝いができると桑折夫妻は語ります。

「何かを食べたとき、味や香りによって記憶が引き出されることってありませんか？そういうのに一役買えたらと。魔法のように、鮮明に想い出が蘇るかどうかはわからない。でも、小さな飴が大切な出来事を思い出す一つの要素にはなれると思うんです。いつか想い出を楽しむ日のために「御所飴本舗」の飴を旅のおともに選んでもらえたら嬉しいですね。」

暮らしによりそう飴。贈り物にも

贈り物におすすめなスリーブケース入りの飴。箱をスライドさせると中にもひと工夫が…

パッケージも可愛い「御所飴本舗」の飴は、旅のちょっとしたお土産にも人気。相手に気を遣わせすぎない気軽さ、垢抜けたデザイン、飴のおいしさのバランスが絶妙です。

「京都行ってきたんだ、はいどうぞ！って気兼ねなく手にとってもらえたらなと思います。」と桑折さん。

何種類かのお気に入りを揃えて、その日の気分に合わせて持ち歩くのもおすすめ。洋服を選ぶようなイメージで「今日はどの飴を持って行こうかな」と考える時間は心がときめくひとときになるでしょう。

体にも心にもやさしい。ライフスタイルに寄りそう「御所飴本舗」の飴と、旅に出てみませんか？

御所飴本舗 京都三条本店

電話：075-221-3072

住所：京都府京都市中京区中島町98御所飴ビル1階

アクセス：京阪三条または地下鉄三条下車徒歩3分

HP：https://www.goshoame.co.jp/

SNS：https://www.instagram.com/goshoamehonpo/

＊営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。