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2024.03.31

「絞り染め」体験で伝統工芸の魅力に染まる。「京都絞り工芸館」で旅のひとときを過ごす 後編

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「絞り染め」体験で伝統工芸の魅力に染まる。「京都絞り工芸館」で旅のひとときを過ごす 後編


1300年もの歴史を受け継ぐ日本最古の染色技法「絞り染め」。そんな歴史ある「絞り染め」をテーマにした美術館「京都絞り工芸館」は、2001年に開館しました。前編では、絞り染めや開館のきっかけについて触れました。

後編では、日本で唯一の絞り染め専門美術館「京都絞り工芸館」を訪れ、染め物体験や作品鑑賞から感じられる絞り染めの魅力についてお伝えします。


体験と鑑賞を通して絞りの魅力にどっぷり浸かる

「京都絞り工芸館」には、1階に体験工房・2階に美術館が併設されています。「おすすめは、はじめに染め物体験をしてから作品鑑賞を楽しむコースです。」と副館長の吉岡さんは教えてくれました。

実際に手を動かして染めてみて、染め物の楽しさや大変さなどを身をもって体感した後に作品を見ることで、職人技の凄さを感じられるからです。


染め物体験を通して伝統の技を体感




体験では1枚の布と柄をかたどる木の板を使用します。見本を見ながら好きな色や柄が選べるので、初めての方でも安心して作成出来ます。





染め物体験では、木の板を用いて布に柄をつけていきます。板を布に挟んだ状態で染め液につけることで、板で挟まれた部分の布は染色されずに柄となるのです。染め液で布を染めるごとに板で挟む箇所を変えることで、オリジナルな柄に仕上がります。





布を染め液につけると、じわじわと染まっていきます。染める時間によって色が入る程度も変わるため、好みの色になるまでゆっくりと染めていきます。


丁寧な手作業から生まれる独特な模様に魅了されて







職人の技とこだわりの結晶である作品の数々




2階の美術館では、絞りの世界を極めた職人の力の結集を目にすることができます。

「どうしても普段の商品では、コストや納期など業務的なことも考慮しながらの仕事になる。しかし、美術館で飾っている作品は、職人の渾身の仕事ですから。とにかく細部までこだわり抜いた作品ばかりです。展示している作品1つ1つから、職人の技や心意気を感じてもらいたい。」と、吉岡さんは絞りの魅力を語ってくれました。

様々な行程で複数の職人が関わって作られた作品の数々。制作に約4年もの歳月をかけるものもあり、職人技の数々を展示された作品から感じられます。


体験と鑑賞の両面から絞りの世界に浸って




体験で手がけた作品は、帰り際に受け取ることが出来ます。
京都旅のお土産として知人に渡すのも良し、また旅の思い出として持ち帰るのも良いでしょう。

日本最古の染色技法である絞り染めをテーマにした美術館「京都絞り工芸館」は、体験を通して、京都旅のひとときに彩りを添えてくれる、そんな場所でした。





京都絞り工芸館

電話:075-221-4252 
住所:京都府京都市中京区油小路通御池南入ル
アクセス:二条城前駅から徒歩5分 / 烏丸御池駅から徒歩10分 
HP:https://www.shibori.jp/ 
SNS:https://www.instagram.com/kyotoshiborimuseum/
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。