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2024.02.16

記憶をつなぐカフェrebon快哉湯-前編- お気に入りを見つけたくなるプレートをいただいて 

NEIGHBORS

記憶をつなぐカフェrebon快哉湯-前編- お気に入りを見つけたくなるプレートをいただいて 

 

立派な外観が出迎えてくれる、初めてなのに、懐かしい、温かみを感じる空間。

古き良き下町情緒の溢れるこの町にある歴史の記憶をつなぐリノベーションカフェを訪れました。

 

突然現れる、趣のある建物

大きい通りから1本入った路地を歩いていると、異彩を放つ存在が。

 

瓦屋根の入口からのぞく、使い込まれた下駄箱。

やわらかい明かりが照らすrébonの文字。

引き戸を開けると、開放感のある高い天井と、ひらけた空間。

歴史を感じる、木のぬくもり。

どこか懐かしい気持ちになるこの場所は、かつては大人から子供まで、多くの人に愛された公衆浴場でした。

 

 

門をくぐってみると

ずらりと並ぶ、木札の下駄箱

 

 

在りし日の銭湯の様子を偲ばせる、靴を脱いで入店するスタイル。

脱いだら好きな番号のところに入れて、木札を取ります。

 

 

木札を持ったら、女湯の扉からお店の中へ。

曇りガラスで中の様子が分からず、扉を引くのは少しドキドキしてしまいますが、扉を開けると、木のぬくもりにあふれる明るく落ち着きのある空間。

 

鏡で区切られた空間に席が並びます鏡で区切られた空間に席が並びます

 

カウンターは新しいけれど、どこかレトロなタイル張りカウンターは新しいけれど、どこかレトロなタイル張り

 

銭湯時代の名残が店内に。

 

コーヒーを淹れる音、洗い物をする水の音、洗った布巾などを外に干しに行く引き戸の音。

どこか実家を思わせる穏やかな生活音が、落ち着くBGMになります。

 

店内には、銭湯時代を思わせるものの数々。

オフィス側との隔たりにある、歴史を感じるタイル

オフィス側との隔たりにある、歴史を感じるタイル

 

銭湯時代の注意書き 「とられぬ前の御用心」「貴重品は必ず番台へ」「衣類は必ず脱衣箱の中へ」。

銭湯時代の注意書き

「とられぬ前の御用心」「貴重品は必ず番台へ」「衣類は必ず脱衣箱の中へ」

 

番台へはここにある階段で上ります。

番台へはここにある階段で上ります。

 

番台から

 

高い所から全体を眺めることが出来、心が躍りました。

スタッフの方に許可をいただけばいつでも上ることができるのだそう。

今はもう動きませんが、過去に時を刻んだ大きな振り子時計も正面に見えます。

 

 

銭湯ならではのこだわりのメニュー

「銭湯」を連想させるのはモノだけではありません。

このカフェの看板メニューは、「コーヒーとアイスクリームのマリアージュプレート」。

 

他の場所にはない珍しいメニューが誕生した背景についてマネージャーの多田さんは、「創業当時の話になりますが、銭湯から連想して、火照った湯上りに食べたいアイスクリームと、創業当時にいたバリスタが出すコーヒー。このふたつを掛け合わせて何かできないかと生まれたものが、このマリアージュプレートだったそうです。」と答えます。

 

人気の組み合わせを尋ねると、多田さんは、「ドラマで紹介されたブルーベリーと雲南珈琲の組み合わせが1番人気です。」と答えてくれました。

ブルーベリーアイスと雲南珈琲のマリアージュプレート

ブルーベリーアイスと雲南珈琲のマリアージュプレート

マリアージュプレートの楽しみ方は、「まず、コーヒーをひとくち飲む。次に、アイスクリームを食べ、口の中にアイスクリームが残っている状態でコーヒーを飲む。最後に、残ったコーヒーをアイスクリームにかけて食べる。」だそうです。

 

カウンター横に並ぶ、ドリップコーヒー 左から「ウィンターブレンド」、「ベトナム」、「雲南」、「グアテマラ」、 「コロンビア」カウンター横に並ぶ、ドリップコーヒー

左から「ウィンターブレンド」、「ベトナム」、「雲南」、「グアテマラ」、「コロンビア」

 

銭湯で、カフェ。普段は決して交わらない不思議なわくわくする空間で、美味しいマリアージュを満喫することができました。

 

―次回はそんな“銭湯をリノベーションしたカフェ”がなぜ誕生したのか。

その歴史と物語に迫ります。

レボン快哉湯

電話: 03-5808-9044

住所:東京都台東区下谷2-17-11

アクセス:日比谷線入谷駅から徒歩2分

HP:https://www.rebon.jp/

SNS: https://www.instagram.com/rebon_kaisaiyu/

 

 

 *営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。