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2024.02.04

新たな出会いへの期待が膨らむ「本とアートの複合店」 〜ブックギャラリー ポポタム〜

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新たな出会いへの期待が膨らむ「本とアートの複合店」 〜ブックギャラリー ポポタム〜

近年、まちづくりの加速によりさらなる魅力を増している街、池袋。劇場や文化施設も続々と登場し、“アート・カルチャー"が日常にあふれるまちとしての都市開発が進められています。

そんな池袋の各路線駅から徒歩約9分。住宅街を進んだ先で穏やかに佇むのは、「本とアートの複合店 ブックギャラリー ポポタム」です。2005年の開店以来、書籍とアートの販売、そしてさまざまなアーティストの展示やコラボレーション企画を実施し、池袋のアートスポットとして人々に愛されてきました。

 

品揃えは、店主が紡いできた人とのつながりそのもの

店内に入ると視界いっぱいに広がるのは、日本だけでなく韓国、台湾、欧米など世界各国から集められた本やアートグッズたち。子どものころから絵本が大好きだったという店主・大林さんが一つひとつ想いを込めて選んだものばかりです。

大林さんが韓国アートに魅了されるようになったのは、2013年に初めて韓国を訪れてから。ソウルのブックフェアに参加したり、仕入れのため渡韓を繰り返したりするなかで、魅力的な作家さんとのつながりを広げていきました。そうして友人を増やしていくと、自然と韓国書籍の取り扱いも増えていったといいます。

 

元々は韓国語が読めなかったという大林さんは、本や知人との出会いをきっかけに韓国語を学びたいと思うようになり、学生ビザを取得し3ヶ月間の語学留学も果たしました。現在は、留学での体験をつづったエッセイ本の制作も進めているそう。

「世界中のいろいろな本を取り扱っているというよりも、人とのつながりで品揃えができている感覚に近いんです」。ポポタムには、大林さんが大切にしてきたたくさんのご縁が息づいています。

 

作家さんの活躍の過程をそばで見守るのが楽しい

書籍販売コーナーを抜けると、広々としたギャラリースペースが。思わずじっくり眺めてしまいたくなるアート作品の数々が待ち受けています。取材日には、複数の版とインクを重ねて描き出す「リソグラフ印刷」の展示(HandSawPressKyotoの企画)が行われていました。(現在、当該展示は終了しています)

▲10年以上ポポタムで個展を行ってきた作家・嶽まいこさんの作品販売スペース

開店当初から、ポポタムは多くの作家さんへギャラリースペースを提供してきました。なかには10年来のお付き合いになり、作品集やグッズを一緒に作った作家さんたちもいます。

「展示企画をやるたびに、少しずつその作家さんを応援してくださる方が増えて、活躍の場が広がっていく。そうしてどんどん前に進んでいく過程を見守るのが楽しいんです」。ご自身のこと以上に作家さんの魅力について語る大林さんの口調は明るく、言葉の端々から深い愛情や応援の気持ちが感じられました。

 

「なにがあるんだろう?」のワクワクを楽しんでもらいたい

池袋の街を見渡すと諸外国のレストランが軒を連ね、たくさんの国の人が暮らす様が見て取れます。大林さんは、そんな池袋の一面をとても気に入っており、「異なるものたちが同じ空間で入り混じって存在する姿」にワクワクするんだそう。来店客に対しても、「このお店にはなにが待っているんだろう?」と高揚感を抱いてもらい、新しい本やアート、そして作家さんとの出会いを楽しんでもらいたいと話しました。

 

長い間、池袋とともにその歴史を刻んできた「ブックギャラリーポポタム」。人と人とのつながりでつくりあげられたこの場所は、今日も多くの作品と人々との出会いを生み出しています。

 

ブックギャラリー ポポタム
電話:03-5952-0114
住所:東京都豊島区西池袋2-15-17
アクセス:池袋駅から徒歩9分
HP:https://popotame.net/
SNS:https://www.instagram.com/popotame_shop/

*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。