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2024.03.08

夜の札幌で、大地の恵みと一期一会の出合いを味わう「月と太陽BREWING」

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夜の札幌で、大地の恵みと一期一会の出合いを味わう「月と太陽BREWING」

“お酒を飲む”といえば「ビール」を真っ先に思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。実は札幌とビールの関わりは深く、日本で最も歴史のある「ビール博物館」をはじめとして、歴史を今に伝える建造物が点在。また、世界を代表するビール都市、ドイツのミュンヘン市と姉妹都市の関係にあり、毎年「大通公園」で開催されるビアガーデンは、夏の風物詩としてすっかり定着しています。

 

北海道をクラフトビール王国へ

そんな札幌の地で、多くの観光客で連日にぎわう「二条市場」のならびにお店をかまえる「月と太陽BREWING(ブルーイング)」。同店は2014年、代表の森谷 祐至(もりや・ゆうじ)氏が、当時まだ馴染みの薄かった「ブルーパブ(醸造所付きの飲食店)」という形でオープンしたお店です。

コンセプトは「北海道をクラフトビール王国へ」。定番から変わり種まで、多彩な味わいを楽しむことのできるクラフトビールの魅力を、この地ならではの文化として発信したい。そんな想いをもつお店の魅力や醸造について伺うべく、本店と2号店で店長の役割を担う信太 勇亮(のぶた・ゆうすけ)さんを訪ねました。

 

「そもそもビールが苦手な方、クラフトビール初心者の方から大好きな方まで、すべての方に満足してもらえることを目指し、華やかなもの、力強く味わい深いもの、落ち着きのあるもの、さまざまなラインアップのビールをご用意しています」

「一度来店してくれた方からのおすすめで遠くから足を運んでくれる方もいるので、喜んでいただけていることが嬉しいです」と、笑顔で迎えてくれた信太さん。お話から、土地の魅力が感じられる自家製ビールを求めて、旅の途中に訪れる方も多いことがうかがえます。

 

自社醸造で、多彩な味わいを発信

創業当初、本店内に設置していた醸造スペースは、設備の規模を拡張するために2021年に札幌市内・白石区の工場へと移転しました。白石工場には、ビールの発酵と熟成を兼ね備えたタンクが9基、あわせて4,500リットル分のビールを仕込むことのできる環境が整っています。

工場では、ビールを仕込むタイミングごとに新たな味わいを生み出しつづけており、常に多彩な味わいを提案しつづけるその姿勢から「クラフトビールの魅力を知ってほしい」という熱い想いが伝わります。

 

おいしさを引き出すこだわり

原料や素材の活かし方を日々極める醸造現場では、北海道の豊かな大地で育てられたモルト(麦芽)やホップ、果物を使用。この地の魅力をビールを通して発信する者として、欠かすことのできないこだわりの一つだそう。目指すビールのスタイルによっては、厳選した外国製造の素材も取り入れ、それにより多様な味わいを実現しています。

醸造過程のこだわりについて、信太さんは「モルトやホップの種類、使う量によって苦みや香りの質が大きく変わります。ホップの香りを引き立たせるモルトと、強い苦みを持たないホップを厳選することで、お店として目指す味わいに近づけているんです」と、語ってくれました。

 

雑味のない、ピュアな味わいが魅力

徹底した温度・時間管理はもちろん、⻨汁の混ぜ⽅や回数などの所作一つひとつにまでこだわり、工場からお店へ樽を運ぶ際には、ストレスを与えないように心を配る。提供されるまでのそうした心がけが、ビールのおいしさへとつながっています。

「月と太陽BREWING」が目指すのは、雑味のないピュアな味わい。おいしさを実現するためにこだわり抜かれたビールは、計10種類。4種の定番ビールに、不定期で入れ替わる6種のビールが毎日お店の顔としてならびます。

3種類・5種類のビールを飲み比べることができるメニューもあり、好みのものをたっぷりと味わいたい時や、さまざまな味を少しずつ楽しみたい時、どんなシーンでも気軽に足を運べるのが嬉しいポイントです。

 

豊かな大地の恵みとのペアリングを楽しむ

クラフトビールは、それだけをじっくり味わうのもよいですが、料理と組み合わせることでよりうま味が引き立ちます。調理スタッフにより考案されるメニューは、北海道産の素材がふんだんに使用されており、「ビールにあわせておいしいと感じるか」が判断基準。和洋折衷、四季が感じられる彩り豊かなメニューを楽しむことができます。

日本人好みともいわれるすっきりとした味わいの定番「ピルスナー」は、餃子やフライドポテト(北あかり、シャドウクイーン、ノーザンルビーを使用)。甘みと苦みのバランスのとれた「ペールエール」やパンチの強い「IPA(アイピーエー)」は、パテ・ド・カンパーニュや旨辛バッファローなどの肉料理と相性抜群。ビールを口に運ぶ手もとも忙しくなり、会話が弾むこと必至です。

 

「一期一会」から、お気に入りの一杯を

「定番はもちろんですが、その場所でしか飲むことのできない限定のビールは、まさに一期一会。さまざまな種類のビールを飲む中で『これは好きだな』や、逆に『これは苦手だな』と感じることもありますが、そうした経験も含めたすべての出合いがおもしろいですね」と、最後に話してくれた、信太さん。

札幌の地から発信するクラフトビールのおいしさの裏側には、職人による技術とこだわり、そして「多彩な味わいの中からお気に入りの一杯を見つけてほしい」という、純粋で熱い想いがありました。

 

月と太陽BREWING(ブルーイング) 本店
電話番号:011-218-5311
住所:北海道札幌市中央区南3条東1丁目3番地 アルファ創成川公園ビル1階
アクセス:地下鉄東豊線「豊水すすきの駅」より徒歩4分程度
HP:https://moonsunbrewing.jp/
SNS:https://www.instagram.com/moonsunbrewing_1st/
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。