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2024.05.10

日常にナチュラルに馴染む伝統と新たな挑戦「natural69」

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日常にナチュラルに馴染む伝統と新たな挑戦「natural69」

全国の島々の約15%が長崎県にあり、リアス式海岸の地形を活かした産業が盛んです。島が多い県と知られる長崎の中で、唯一海に面していないまちが佐賀県の県境にある東彼杵郡波佐見町。

佐世保の中心地より車で約30分。
緑豊かな山々に囲まれた波佐見町は焼き物のまちとして400年以上の歴史を持ちます。
波佐見焼は透き通るような磁器の美しさと、深みのある呉須色(ごすいろ)を特徴とし、丈夫で軽いことから日常使いとして親しまれています。

豊臣秀吉の出兵(文禄・慶長の役)の際に、朝鮮から来た陶工が渡来したことで日本の陶器文化に加え、肥前地区(波佐見焼 有田焼 伊万里焼等)をはじめとして磁器の文化が始まったと云われています。

 

しかし、“波佐見焼”として誕生したのは20年前と、つい最近のこと。
長い伝統と20年の挑戦について伺うべく、肥前地区の陶磁器の専門卸問屋として70年の歴史を持つ松尾商店が運営するnatural69(ナチュラルロック)を訪れました。

 

佐世保の中心地より車で約30分。natural69の大きな看板が目印。

 

「白磁に呉須色を大切にしているブランドです。ただ伝統として昔ながらのデザインをするだけでなく、新しい絵柄を使って新しいものを作っています。新しくて可愛い、他にないブランドとして手に取ってもらえていると思います。」

 

波佐見町の店舗にて商品紹介をする千田さん。

 

そう話すのはnatural69の事業部長を務める千田 脩一さん。
約1年前にご縁でnatural69に従事し、陶器の商品価値に面白さを感じると話します。

 

伝統と挑戦の選択

従来、波佐見の焼き物は、有田焼の大量生産を担う下請け的存在でした。
2000年頃にメディアに多く取り上げられた産地表記指定の明確化により、今までのポジションで産業を担うのか波佐見焼として独立するか選択を迫られます。

波佐見焼として何ができるか考え、デザインで勝負していくことを決意。
しかし、世の中は高度経済成長期が終わりを迎え、大量生産を担う波佐見町は大きな打撃を受けました。

natural69 polca(ポルカ)シリーズ。オリジナルの生産を開始した初期の器。

 

「先代から今までの話を聞いた時に、一つずつ挑戦して今があるんだと…。ここはデザインを軸にオリジナルで勝負する選択をしています。」

今では女性をメインに店舗購入、陶器市での人気だけではなく、ECサイトを通じて全国から愛用されるようになりました。

 

看板商品Swatch(スウォッチ)シリーズ。日常に馴染みやすい懐かしさを感じるデザインが特徴。

 

日常に“トキメキ”を見つける

現在、ホテルリソル佐世保では宿泊者の方へ夜食として長崎名物、五島うどんを提供しています。そこで今回紹介したnatural69の器を使用しています。
可愛いを追求するnatural69の世界観を実際に手に取りながら旅行のひと時をお過ごしいただけます。

器にトキメキを感じた時はnatural69の店舗または、ホテルリソル佐世保のフロントにて商品をお買い求めいただけます。

「可愛いという概念って人それぞれですね。日常に馴染む可愛さ、トキメキがnatural69にはあると思っています。ネットでも買えますが、店舗の方がお得だったり…焼き物のまちに来る楽しみかもですね。」

 

旅先の思い出の味だけでなく、器へのトキメキを体験してみると、新しい発見と思い出が増えていくかもしれません。

 

 

 

natural69

電話:0956-85-3427
住所:長崎県東彼杵郡波佐見町村木郷2311
アクセス:波佐見・有田インターより車で約5分 / ハウステンボスより車で約30分
HP:https://natural69-hasami.co.jp/
SNS:https://www.instagram.com/natural69_hasami/

*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。