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2025.10.25

旅行の楽しみの一つは“お土産”。 お土産を通じてコミュニケーションを図ることで、旅先の思い出を共有することができるだけではなく、受け取った人は行ったことがない土地に想いを馳せることができます。
”お土産”の歴史は江戸時代にさかのぼります。参勤交代によって街道が整えられ、庶民も神社や寺へお参りにいく建前として旅へでかけるようになりました。当時は、その土地の伝統工芸品や民芸品などがお土産の代表だったと云われています。現在は、お土産として思い浮かぶのは食べ物が多いのではないでしょうか。
古くから貿易の要として発展してきた長崎県。海外から伝えられてきたお土産の品が、今もなお多くの人に親しまれています。

お店の入り口にはお勧めしたい商品が優先的に並べられている
観光客やビジネスマンで賑わう西肥バスセンターの奥に、お土産が並ぶ店が「九州銘菓」があります。30年以上、佐世保の人々のお土産売り場として親しまれています。
「九州銘菓」は佐世保を拠点とするバス会社「西肥(さいひ)自動車株式会社」が運営。現在は、この佐世保駅前の店舗と、「させぼ五番街店」「島瀬店」の3店舗を営んでいます。
「バスセンターの中にあるので、旅行のお土産だけではなく、近所の方やビジネスマンもバスに乗る前にパンとかおにぎりをサッと買って行かれる方もいます。便利ですよ。」と話すのは、商談や仕入れを担当する山口泉侑(やまぐち・みゆ)さん。山口さんは、プライベートでもより良いお土産がないか探してしまうといいます。
「九州銘菓」は長崎のお土産だけではなく、佐賀や熊本など九州各県の商品も揃えています。そのため、過去に訪れた県外のお土産をリピートして購入される方も珍しくありません。

佐世保のバスといえば「西肥バス」のオリジナル商品
お土産の人気ナンバーワンは、やはり「カステラ」。しかし、何度も訪れているビジネスマンや、お土産にこだわりたい旅行客はカステラの他に何を買うべきか悩む人も多いよう。「佐世保のお菓子ってどれですか?」と接客を担当する中で聞かれることもしばしば。

オススメ商品を持つ金ヶ江さん(写真左)と山口さん(写真右)
「『もらったお土産が美味しくて、自分で買いに来た』とリピートされるお客様もいらっしゃいますね。長崎で買うカステラは何か違うみたいです。法事のためにオンラインでまとめて買う方もいるので発送作業もしています。お土産のバトンみたいな感じですね。」
そう話すのは、商品の発注や接客を担当する金ヶ江茉奈美(かねがえ・まなみ)さん。お客様がお土産を通じてコミュニケーションの広がりを体験されていることを接客を通して実感するといいます。

「あごだしクルス」(写真左)と佐世保市世知原町のお茶を使用した皇室献上『茶もなか』(写真右)
「これはスーツケース入るかな?」「クッキーだと割れちゃうからこっちがいいね」など、店内にはお土産を渡す時を想像しながら品定めをするお客様で賑わいます。
お土産を通じて改めて思い出に浸るだけでなく、お土産を渡した人も知らぬ土地に想いを馳せることができます。思い出のバトンが今日も「九州銘菓」から全国、世界へと広がっていきます。
九州銘菓 佐世保駅前店
電話:0956-25-0503
住所:佐世保市白南風町8番17号(佐世保バスセンター内1F)
アクセス:JR「佐世保駅」より徒歩1分
HP:https://www.bus.saihigroup.co.jp/gift-shop/4335.html
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。