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2024.03.15

青春の味を求めて学校名が飛び交う「パルファンベーカリー」

NEIGHBORS

青春の味を求めて学校名が飛び交う「パルファンベーカリー」

近年のパン購入額がお米を上回るなど、日本の主食にもなりつつあるパン。インスタグラムでは783万件以上の投稿があり、パンの多様性も進んでいます。

そのような中でも、佐世保市城山町にあるパルファンベーカリーは地元のスタンダードとして変わらぬまま、青春の味として守り続けられています。

 

学校名が飛び交う不思議なパン屋さん

 

「おい(俺)⚪︎⚪︎中学校やったけど、パン注のパンはあります?懐かしか〜!」

なぜか店内では、出身校やパンの愛称を伝えるお客さんが次々に店を訪ねてきます。

 

「学校ならではのルールのように、お店のパンの呼び方も違うんですよ。多分さっきのはこのパンのことやね〜」とお客様が求めていたパンを予想しながら話すのは、有限会社パルファンベーカリー取締役の中尾朋恵さん。

2年前に父親の入院をきっかけにお店を引き継ぎ、毎日切り盛りをしています。

 

 

取材当日は朋恵さん(右)の誕生日前日。誕生日プレゼントを渡すお客さんの姿がありました

 

「前からお店は手伝っていたのですが、まさか自分がやるとは思っていませんでした。いざやってみると何とかできて、それが自信になったと思います。」とお店の奥にある作業場を見つめながら、当時を振り返ります。

 

時代が変化しても変わらない味を守り続ける

パン注文の人気メニューは平日であっても、午前中でほとんど完売

 

パルファンベーカリーの歴史は約半世紀に遡ります。大家さんの自宅兼商店だったところ、コバさんという職人が場所を借りて「パルファンコバ」として開業。昔から知る人の中では今もなお「コバのパン」として親しまれています。そこから時を経て、「パルファンベーカリー」の職人として朋恵さんが引き継ぎ、今に至ります。

 

学校給食で使用されていた銀トレー。パン注を経験していない人でも懐かしさを感じられそうです

 

バトンを継ぎながらも、佐世保の青春の味として親しまれている理由の一つは「パン注」です。

パン注とは、「パンの注文」の略語。午前中の決められた時間までに注文をし、昼食の楽しみとして親しまれてきました。佐世保市では平成25年頃より中学校の学校給食化がスタートしたことで、惜しまれながら「パン注」は廃止となりました。

 

一方で、パン注では登場していなかった店舗限定のパンや、不定期に開催される復刻メニューなども店頭に登場。パルファンベーカリーには、あの頃と変わらない懐かしい味が揃っています。

 

 

一番人気商品はチキンソフト(手前)甘めのオーロラソースが食欲をそそります

 

 

「たくさんの種類を作るのは大変ですが、やっぱりパン注のパンを求められるには作らなきゃと思って、なんとかやっています。」

 

引き継いだ当時は、感染症が蔓延し飲食店の営業自粛が相次ぎました。生活様式の変化が求められた中でも、変わらぬ味を求める声は止みませんでした。

お店を引き継ぐ少し前から始めたSNS。集客だけではなく、同業者やお客さんとのコミュニケーションが活力となり、経営を続けています。

 

時代の流れと共に変わりつつあるスタンダード。

しかし、変わらないことで守られている青春の味がパルファンベーカリーにはあります。

 

パルファンベーカリー

電話:0956-23-7790

住所:長崎県佐世保市城山町9-7 

アクセス: 西肥バス「城山町」バス停より徒歩2分

SNS:https://www.instagram.com/parufanbakery/

*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。