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2024.06.30
1950年、朝鮮戦争時に米軍基地関係者が佐世保に多く赴任しました。そこで、娯楽としてダンスホールやキャバレーが佐世保の各地に広がり、それらと共に佐世保のジャズ文化が栄えたと云われています。 時代の流れと共に勢いはおさまったものの、現在も佐世保にはジャズを楽しむことができるお店や、音楽イベントが多く存在しています。
「どうしてもジャズって敷居高いって言われちゃうんですよね。ここには気軽に来てもらって楽しんで欲しいです。」
そう話すのは「葉港町(ようこうまち)珈琲サセボノオト」の田中博一さん。
サセボノオトを通じて、最西端の小さな港町のジャズの魅力を伺います。
田中さんが開業するきっかけとして、父の働く姿に在りました。
「60歳からが人生の本番と思ってて、だったら今のうちから積み重ねていこうかなと考えたんですよね。じゃあ、かっこいい仕事ってなんだろう?と考えてみたらコーヒーだと思いました。」
学生時代からベースを演奏していたことから音楽との距離も近かった田中さん。サラリーマン経験を経て、32歳の時にコーヒー修行を決意。そこで、ベース奏者として訪れた会場でコーヒーの販売をスタートしました。
そして、前身のお店が「葉港町珈琲」として高砂町にオープン。現在のサセボノオトがあるのは、佐世保アーケード近くにある複合施設「島地クルサ」です。縫製工場跡地をリノベーションした建物を活かし、「佐世保らしいお店をしてほしい」との依頼を受け、現在の場所に至ります。
ライブの他に絵画教室も開催。店内にはNAOKOさんの作品が飾られている
サセボノオトでは、定期的にジャズライブを開催。出演者は長崎を中心に活動するミュージシャンだけでなく、全国各地からプロミュージシャンも小さな港町の佐世保に集います。
「有名なミュージシャンが佐世保に来てくれることは嬉しいですね。でも正直、佐世保のジャズ文化が危ないとも感じています。ここ(サセボノオト)でワンコインのコーヒー片手にジャズを聴いてくれたら嬉しいです。」
多様性で柔軟な音楽スタイルが特徴的なジャズ。ミュージシャン同士のアドリブも楽しみの一つです。自由な音楽だからこそ、その瞬間にしか出会えない音楽があります。
ライブチケットは当日購入可能のため、地元のジャズ愛好者だけでなく、観光で訪れた人たちもジャズを求めお店に集まります。公演情報は、ホテルリソル佐世保でも確認可能です。
音楽家のチキンカレー
お昼の休息を求め、ランチに訪れる人。
昼下がりに友人と甘味を求め休日を過ごす人。
ジャズを楽しみながら1日の疲れを癒す人…。
音楽を扱う場所は私語を控える場所もありますが、サセボノオトでの過ごし方は人それぞれ。
今日もサセボノオトでは、その場でしか出会えない“佐世保の音"が訪れる人々に寄り添います。
葉港町珈琲サセボノオト
電話:0956-60-9307
住所:佐世保市島地町5−19島地クルサ2F
アクセス:西肥バス「京町」バス停より徒歩6分
SNS:https://www.instagram.com/sasebo_note_coffee/
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。