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2025.06.10
東京の秋葉原・神田エリアには、日本文化に対する好奇心を温かく迎え入れてくれる場所があります。ホテルリソル秋葉原から徒歩で10分ほどのところにある「日本文化体験 庵an(あん)東京」です。
海外からのお客様が多く訪れるこの町で、室町時代に花開いた茶道や和菓子づくりなどの伝統的な日本文化体験を提供。誰もが気軽に文化に触れられる空間を目指しています。
そんな「日本文化体験 庵an東京」で、海外の方や若い世代をはじめ、幅広い層にその魅力を伝えるスタッフの方にお話を伺いました。
体験教室のインストラクター早瀬さん
茶道や華道など、日本の伝統的な文化を伝える方の高齢化もあり、若い世代で日本文化の担い手になる人は減少傾向にあるそう。その要因の一つとして、日本文化を知る機会や体感する環境の敷居の高さが影響していると考えられています。
「小さい頃から野球やサッカーなど運動に親しめる場所がありますよね。でも茶道や華道といった日本文化はどうでしょうか。たとえば“京都へ旅行をする”など、何かイベントがないと候補にあがりませんよね。」
「それに、ものによっては体験時間が2〜3時間と長いため、初心者にとってはハードルが高く、それが原因でリピートしない方も多いのが事実です。」と、寂しそうな表情を見せつつも、「だからこそ『日本文化体験 庵an東京』は、日本文化を知りたいと思った時に気軽に足を運べる玄関口のような存在にしたかったんです。」と、成り立ちへの思いを教えてくれました。
白いんげんを使用した白あん(左)、国産小豆を使用したこしあん( 右)
「日本文化体験 庵an東京」では、茶道や和菓子づくりなど5つのメニューが定番なのだそう。和菓子の題材は季節感を大切にし、年間で20種類ほどの体験が用意されているといいます。
「体験といえど、和菓子屋やお茶屋と同様の道具、素材を使うことにこだわっています。たとえば、練り切りで花を形づくる時に用いる三角ベラ。お菓子に沿うように使うと、販売している和菓子のような美しい線を描くことができます。さらに、体験に使う餡は京都の老舗の製餡所から直送していただいています。」
和菓子やお茶にはさまざまな作法や工程があり、驚かれるお客様も少なくないのだそう。そのため、はじめからすべてを伝えるのではなく、“もう少し知りたい”と感じてもらえるような“物足りなさ”を意識して伝えているそうです。
「より深く知りたいと思えたら、季節ごとに訪れていただいたり、通う回数を増やしたり。和菓子やお茶の奥深い世界に飛び込んでいただけたら嬉しいです。」
「日本文化体験 庵an 東京」 には海外からも多くのお客様が訪れるため、英語にも対応しているそうです。とはいえ、“日本滞在中は日本語を使ってほしい”という方もいるため、要望に合わせて対応しているとのこと。そうしたエピソードに、“言葉そのものも立派な文化なのだ”と、気付かされます。
「『日本文化体験 庵an 東京』では、最大35名が同じ環境で和菓子づくりやお点前(てまえ)を体験することができます。そのため、隣の方が異なる文化をもつ方という状況もしばしば起こります。会話だけでなく、表情やしぐさを通した異文化交流も生まれています。お客様同士が、共通の体験を通して互いの文化を理解する様子がうかがえるのも嬉しいですね。」
体験の様子
「日本文化体験 庵an 東京」は、和菓子づくりや茶道といった日本文化に触れることで、日本のこと、そして自身のルーツや縁に気づくことができる場所。
これまでもこれからも、日本文化の奥深さを味わう玄関口として、好奇心をくすぐる体験を届け続けます。
日本文化体験 庵an 東京
住所:東京都千代田区鍛冶町2丁目2 第2登栄ビル3階
アクセス:神田駅 東口出てすぐ(徒歩1分以内)
HP:https://tokyo.nipponbunkan.com
SNS:https://www.instagram.com/nipponbunkan/
*営業時間やタイムスケジュールについての詳細は、上記リンク先にてご確認ください。