秋葉原駅から御徒町（おかちまち）駅までを結ぶ線路の高架下。徒歩15分ほどの道のりには、食欲そそる香りが魅力の飲食店や、目を惹く衣料品店、雑貨店などが連なり、散策にもぴったりなエリアです。

御徒町駅付近まで歩くと、昔ながらのお店が多いこの地域で、開店前から行列ができているお店があります。高架下のコンクリートに、配管やダクトをあえて見せるニューヨーク・ブルックリンの工業地帯をイメージさせる佇まいの「egg baby café（エッグベイビーカフェ）」です。

思わず足を止めたくなるアメリカンなカフェ

お店の扉の先には、おしゃれでありながらもどこか懐かしさや温かみのある空間が広がっています。

店舗スタッフの方にお話しを伺うと「『egg baby café』は、秋葉原駅から御徒町駅まで続く高架下を開発するまちづくりの取り組みとともに、2018年12月に生まれました。2020年に開催予定であったオリンピックにより、海外からのお客様が増えるだろうと期待してのことでした。」と語ってくれました。

コロナ禍にオープンしたこともあり、当初は近隣の方が来店することが多かったそう。5年経過した今は、テレビやSNSの影響で20〜30代の方や、海外のお客様でにぎわっているよう。

秋葉原駅と御徒町駅を結ぶ二つの駅の間には、古きよき日本らしさ感じさせてくれる店舗が多い中、あえてアメリカンスタイルを採用。

「『egg baby café』のほか、私たちが運営する店舗はアメリカンスタイルを主流としています。日本らしい街並みの中に、異なる雰囲気のお店があったら思わず立ち止まってしまうと思うのです。高架下のコンクリートのクールさとブルックリンがまさに似ていて。この場所らしい雰囲気との調和も意識した店構えにしました。」

世界中で愛される「卵」を使った専門店

そんな「egg baby café」は卵料理専門店。特にサンドイッチ、トースト、プリンは、オープン当初から人気のあるメニューです。

「卵は一部の宗教上の理由を除き、世界中で愛されている食材です。だからこそ、卵料理が世界の人たちと私たちを繋ぐきっかけになるのではないか。」

そうした理由から、卵料理専門店を営んでいるのだそう。

さらに、手づくりに対するこだわりを尋ねると、「店内のキッチンで生卵から手づくりすることにこだわっています。定番メニュー『エッグベイビーサンド』には卵を4個使っているのですが、卵料理専門店ということもあって1日に使用する卵は数百個にのぼります。」

続けて「すでに出来あがったゆで卵やタルタルソースを購入して使用する方がすばやくお客様に食事を提供できますが、風味や出来たてであることを大事にすると、手間を省くことはできません。」との言葉も。

“速く効率よく提供すること以上に、おいしさを追求した料理を提供したい”そんな想いがあるからこそ、訪れる方の心を掴むのではないでしょうか。

自分らしく心地よく過ごせる空間づくり

「egg baby café」の店内にはアンティーク調の家具や照明があり、まるで自宅で過ごしているかのようにくつろげる空間を演出しています。

「当店への来店スタイルは、お一人、ご友人同士、お子さま連れなどさまざま。どんな方にとっても“居心地のよさ”を大切にしてほしくて、テーブルやイスの質感にもこだわっています。アンティークの家具に囲まれていると、自然と穏やかで温かな気持ちになると思いますよ。」

「店内のオープンキッチンは、どの座席からも眺めることができます。つくり手の顔が見えることも、安心して過ごせる”居心地のよさ”だと信じているんです。」

「元気に1日をスタートさせるために」「1日がんばった自分をねぎらうため」など、いつでもどんなときでも私たちを温かく迎えてくれる「egg baby café」。居心地のよい空間に包まれながらいただく卵料理は、格別です。

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egg baby café 
電話番号：050-5596-7396 
住所：東京都台東区上野5-10-9 
アクセス：JR御徒町駅(南口)より徒歩1分/銀座線上野広小路駅より徒歩3分/大江戸線上野御徒町駅より徒歩3分/日比谷線仲御徒町駅より徒歩4分/千代田線湯島駅より徒歩6分/JR秋葉原駅より徒歩7分 
HP：https://www.eocc.jp/ 
SNS：https://www.instagram.com/eggbabycafe/ 
＊営業時間や定休日についての詳細は、上記リンク先にてご確認ください。