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2026.03.10

五街道の起点・日本橋で紡ぐ。創業370年を越える和紙専門店の物語

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五街道の起点・日本橋で紡ぐ。創業370年を越える和紙専門店の物語

リソルホテル秋葉原から徒歩15分の日本橋エリア。オフィス街としてにぎわいを見せていますが、江戸時代には全国各地からの物資を運ぶ商業の拠点として栄えた歴史をもっています。そんな日本橋の一角で、創業370年を越える和紙の専門店がいまも変わらず暖簾を掲げています。

1653(承応2)年創業。和紙の普及に貢献

明治時代の「小津和紙」の店舗外観

明治時代の「小津和紙」の店舗外観

日本橋は東海道、中山道、甲州街道、日光街道、 奥州街道といった江戸を代表する道「五街道」の起点として知られています。この地で1653(承応2)年、伊勢・松坂出身の小津清左衛門長弘(おづ せいざえもん ながひろ)氏が和紙問屋を構えたのが「小津和紙」の始まりです。当時、伊勢出身の商人が集まる「大伝馬町」と呼ばれる一大商業地で事業を開始しました。

店舗3階の史料館で「小津和紙」の歴史を知ることができる

店舗3階の史料館で「小津和紙」の歴史を知ることができる

「開業後は木綿などの繊維も取り扱っていましたが、江戸時代は人々の交流が増えるとともに紙の需要が広まっていきました。それにともない和紙の事業を本格化させ、時代とともに商店としての地位を確立していきました。」と語るのは、代表取締役社長の中田範三(なかた のりみつ)さん。2026年現在も「小津和紙」は創業時と変わらぬ場所で営業を続けています。

耐久性にすぐれたさまざまなデザインの和紙を販売

複数の色を混ぜて染め上げた色鮮やかな「典具帖紙(てんぐじょうし)」

複数の色を混ぜて染め上げた色鮮やかな「典具帖紙(てんぐじょうし)」

「小津和紙」では、全国の産地から厳選された手漉き和紙を販売しています。原料にコウゾ、ミツマタ、ガンピなどの植物を使用しており、職人の手で丁寧に仕上げられています。和紙は耐久性にすぐれているので長期保存にも適していることから、海外の美術館・博物館の作品修復に用いられることもあります。

歴史や和紙の魅力を存分に味わえる空間

史料館に展示されている長者番付表

史料館に展示されている長者番付表

3階の史料館では、会社の歴史を物語る古文書やずっしりと重みを感じる千両箱など、貴重な資料を展示しています。見学無料のため買い物の前後に気軽に立ち寄ることができ、江戸時代の商人の暮らしや和紙に関する知識を深めることができます。

1階の店舗では、全国から集められた約500種類もの手漉き和紙が並びます。気軽に和紙を楽しめるレターセットやご朱印帳のほか、色鮮やかな友禅紙が人気を集めています。

近年ではアジアをはじめ欧米圏からの観光客も急増しており、自宅に飾るためのインテリアとして高いデザイン性を誇る「青ハケ目(あおはけめ)和紙」などを購入する姿も見られます。

アートや歴史への造詣が深い方ほど、和紙の文化に強い関心を寄せる傾向があるようです。

和紙の制作体験から職人の技術を知る

流し漉きの工程の一部。原料が混ざった水を深く汲み繊維を絡ませる

流し漉きの工程の一部。原料が混ざった水を深く汲み繊維を絡ませる

そんな「小津和紙」の店舗の魅力をより色濃く味わえるのが、1階にある「手漉き和紙体験工房」での体験です。紙漉きから乾燥までの一連の制作工程を職人さながらに体験できます。

パーツを添えてつくられたデザイン和紙

パーツを添えてつくられたデザイン和紙

漉いたばかりの和紙に水滴を落とし模様をつける「落水紙」や、自由な発想で彩る「デザイン和紙」などの体験コースが揃い、選ぶ楽しみも尽きません。自ら手を動かし、一枚の和紙が生まれる瞬間を間近で見ることで、和紙の文化をより身近に感じられるようになります。

現代の文化にあわせて和紙を楽しんでほしい

代表取締役社長 中田範三さん

代表取締役社長 中田範三さん

2014年には日本の手漉き和紙技術がユネスコ無形文化遺産に登録され、若い世代からの認知度も上昇しています。

「経営理念として掲げている『温故知新』の言葉どおり、弊社の祖業とする和紙の伝統は守りつつ、常に新しい取り組みに挑戦していきたいと考えています。皆様にもぜひ、日常生活のさまざまな場面で和紙を取り入れていいただき、質感やあたたかみのある風合いを楽しんでもらいたいです。」

日本橋の発展とともに歩んできた「小津和紙」。これからも伝統の価値を多くの人に伝え、和紙の文化を次世代に繋いでいきます。


小津和紙

電話:03-3662-1184
住所:東京都中央区日本橋本町3-6-2 小津本館ビル 
アクセス:JR新日本橋駅から徒歩2分、東京メトロ小伝馬町駅から徒歩5分
HP:https://www.ozuwashi.net/
SNS:https://www.facebook.com/Ozuwashi.since1653/
     https://www.instagram.com/ozuwashi/

*「手漉き和紙体験工房」は事前予約制です(空きがあれば当日参加も可能です)。
*営業時間や定休日、体験の料金などの詳細は上記のリンクからご確認ください。