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2025.05.10
2019年11月に運行を開始してから5周年を迎えた 「IKEBUS (イケバス)」。池袋の街に点在する公園や主要施設をつなぐ、小型の電気バスです。
すっかり池袋の街でおなじみとなった赤い車体は、日本を代表する鉄道デザイナー水戸岡鋭治(みとおか えいじ)氏のオリジナルデザイン。ツヤツヤの真っ赤なボディは、まるでおもちゃ箱から飛び出してきたかのようです。
Bルートでは、池袋駅西口をぐるりと一周
通常の運行ルートは池袋駅東側をめぐるAルートと、東西に渡って大きく周遊するBルートの2種類。池袋駅周辺の主要施設に停留所があり、各ルート1時間に1~2本の間隔で運行しています。
出典:WILLER株式会社| IKEBUS(イケバス)
運行会社のWILLER EXPRESS株式会社広報の竹内さんにお話を伺うと、「Bルートで通る池袋大橋は見どころのひとつです。橋から何本もの線路を見下ろすことができて、都会らしい景色を楽しめますよ。」とのこと。
一方、細い道に飲食店が立ち並ぶ「東通り」など、同じルート内で雰囲気の異なる景色を楽しめるのも池袋の面白さです。
車内に乗り込むと、絵本の世界のようなかわいらしい内装が私たちを非日常にトリップさせてくれます。カラフルな座席は「IKEBUS」オリジナル。実は1台1台、内装のデザインが異なります。
最高速度は時速19km。10個の小さなタイヤで、ゆっくりと池袋の街を巡ります。レトロな見た目に反して、EV車ならではの滑るような走行感は意外に感じるかもしれません。
あえて車高が低いモデルを採用しているのも「IKEBUS」の特徴。ゆったりした速度も相まって、池袋の街を散歩しているような気分が味わえるのが醍醐味といえます。
写真左から、WILLER EXPRESS 池袋営業所 所長の佐々木さん、池袋東口観光案内所 所長の堀内さん、豊島区 都市整備部の山本さん、 WILLER EXPRESS 広報の竹内さん
「池袋には面白いスポットがたくさんあります。土日を中心に開催される特別なツアーでは、みなさんが意外とまだ行ったことがないような施設にもお連れしますよ。」楽しそうに語る池袋東口観光案内所 所長の堀内さんのおすすめは、アトカルツアー。
重要文化財にも指定されている自由学園明日館やトキワ荘マンガミュージアムなどの文化施設を楽しめる「西コース」や、池袋〜大塚〜雑司ヶ谷周辺の街並みが楽しめる「雑司ヶ谷(ぞうしがや)コース」など、施設入館料込みで1,000〜2,000円で半日楽しめるとあって人気のイベントです。
全10台のうち1台だけ車体が黄色。乗れば幸せになれるという噂も
「IKEBUS」の用途は多岐にわたります。「1台、貸出し専用の車両もあるんです。結婚式でウェディングドレスのまま乗った方や、会社や仲間とのパーティーやオリジナルツアーで使う方もいます。」と、竹内さん。ときには他の都市のイベントに“池袋の顔”として出張することもあるそうです。
「オンリーワンのデザインの『IKEBUS』をもっと知ってほしい。」「浅草の人力車、隅田川の屋形船、みたいに“池袋に行ったら『IKEBUS』に乗りたい!”っていう存在になれたらいいですね。」運営に携わるみなさんの想いはひとつです。
「あ!イケバスだ!」「おーい!イケバスー!」
「IKEBUS」を見つけた散歩中の保育園児たちが、うれしそうに手を振ります。
単なる交通手段ではなく、都会の日常を旅景色に変えてくれる「IKEBUS」。いつもなら足早に通り過ぎる道も、「IKEBUS」に乗れば新しい発見があるかもしれません。
ちょっぴりのんびり屋さんのバスは、今日も元気に池袋の街を走っています。
運行会社:WILLER EXPRESS株式会社 池袋営業所
電話:03-5957-1060(10時~18時)
料金:おとな 1回200円・こども(小学生) 1回100円、ほか回数券や1日乗車券あり
HP: https://travel.willer.co.jp/ikebus/
アトカルツアー:https://t-artculture.jp/artculture_tour/
貸切バス:https://t-artculture.jp/
▶︎Aルートのおすすめスポットはこちら
【停留所:南池袋公園】南池袋公園
都会の喧騒から抜け出そう 〜RACINES FARM TO PARKで味わう特別な日常〜
▶︎Bルートのおすすめスポットはこちら
【停留所:東京芸術劇場】HANABAR(ハナバー)
「時間を重ね、色褪せていく過程が愉しい」ドライフラワーの美しさを味わう花園
▶︎アトカルツアー内のおすすめスポットはこちら
【西コース】自由学園 明日館
100年の時を超え、自由学園 明日館が池袋の街に語り継ぐもの