2024.10.31
今回紹介するのは、名古屋市営地下鉄東山線「東山公園駅」から徒歩4分の場所にあるコンブチャ専門店「Plus Kombucha」。閑静な住宅街が広がるこのエリアは、人気観光地の一つである東山動植物園も徒歩圏内、オシャレスポットが多い街として人気です。東山公園駅よりまっすぐ歩いていくと、インテリアデザインアワード2023を受賞した洗練された空間が広がるお店「Plus Kombucha」が見えてきます。おいしさを追求していったら健康にも繋がっていったコンブチャの世界を、店主の菊池陽介(きくち・ようすけ)さんは嬉しそうに語ってくれました。
コンブチャとの出会いは、オーストラリアのゴールドコーストに旅行に行ったことがきっかけだと話す菊池さん。海外ではコンブチャ(紅茶や緑茶などをスコビー種菌で発酵させた「腸活」効果が期待できる飲料)というものが健康飲料として親しまれており、多くの人の生活の一部になっていますが、日本ではまだ馴染みのないものでした。菊池さんが初めてコンブチャを飲んだ時、「自分ならもっと美味しくできるかもしれない」という直感があったと語ります。当時海外で流通していたコンブチャの特徴は甘味も酸味も強いものが多く、1人で1回分として飲むには工夫が必要だと感じたそうです。そこから自然と自分が飲みたい美味しいコンブチャの研究が始まっていきました。
菊池さんは幼少期、スナック菓子と砂糖がたくさん入ったドリンクが大好きで、そのセットを毎日欠かさずおやつの習慣にしていました。そんな生活を続けていたある日、ものすごく太ってしまい、小学生ながら危機感を感じたと言います。それからは、飲み物はお茶と水だけを飲むと決め体質の改善に取り組みます。たまたま親戚がお米農家さんだったことから、玄米の8分づきを日頃から食べるようになり、自分自身の体質の改善に成功します。自分の体に向き合ったことがきっかけで、健康に対する意識が高まっていき、現在のコンブチャの誕生に繋がっていきます。海外では健康的な食材の選択肢も多く、アンテナを常にはっていたという菊池さん。オーストラリアでコンブチャに出会い、長年探し続けていた美味くて健康に良い菊池さんオリジナルのコンブチャの誕生に繋がっていきます。
日常的な習慣としてお酒を嗜んでいた店主の菊池さんは、奥様の妊娠をきっかけにお酒を控えるようになりました。その際、外食時や乾杯の際のノンアルコール飲料の選択肢の少なさに驚きました。ワインのように味わい深く、健康にも良く、誰もが楽しめるノンアルコール乾杯飲料としてコンブチャはピッタリだと感じた菊池さん。やがてその思いは、乾杯にコンブチャが選べる世界を創りたいとして活動する今に至ります。
現在、お店には醸造所が併設され、コンブチャの製造と卸販売が行われています。結婚式やお祝いの席でのノンアルコール飲料として、また、コース料理に添える飲料として、多くの飲食店にコンブチャが導入されるようになりつつあり、新しい食文化を醸成しています。「Plus Kombucha」は美味しいと身体にいいを両立した新たな価値観を発信しています。
コンブチャを通じて出会った多くの人々や様々な奇跡、その一杯に鮮やかな日常が溢れています。菊池さんの生み出すオリジナルのコンブチャを目当てに東山公園エリアを訪れる、新たな名古屋の楽しみ方がそこにはあります。
店舗名:Plus Kombucha
住所:〒464-0807 愛知県名古屋市千種区東山通4-17黒川ビル1階
アクセス:地下鉄東山公園駅から徒歩4分
instagram:https://www.instagram.com/plus.kombucha/
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。