名古屋市鶴舞は、緑豊かな鶴舞公園を中心としたエリアで、休日には家族連れやカップルが楽しむ姿が見られる穏やかな街です。公園の周辺には、美味しいレストランやおしゃれなセレクトショップが立ち並び、活気あふれる大須商店街も徒歩圏内にあります。このエリアにある「スロメ」は、イラストレーターとして活動する店主の西尾彰典（にしお・あきのり）さんが営むシルクスクリーンが自由に楽しめるお店です。初心者からプロまで、さまざまな人々の創作活動をサポートし、日々新しいものが生まれています。

「スロメ」を始めようと思ったきっかけ

西尾さんはもともと、大阪にあるシルクスクリーンのお店「スリマッカ」のお客さんで、自分のイラストを使ってオリジナルのグッズを作っていました。シルクスクリーンに出会うまでものづくりに対してハードルの高さを感じていたという西尾さん。しかし、実際にやってみると「意外と簡単に作りたいものは作れる」と実感したと、語ります。その楽しさを地元の岐阜でも広めたいと考え、自らお店を始めることを決意しました。

現在でも、『つくるは楽しい』という想いが、多くの人々にシルクスクリーンの魅力を伝える原動力となっています。岐阜での創業から名古屋市鶴舞に移転し、現在も多くの人々に愛されるアートスタジオとして、ものづくりの一歩を踏み出す人の背中を押しています。

人と人が関わる場所

「スロメ」は、ものづくりを通じて人々が関わり合う場所です。平日には、地元の店主たちがオリジナルグッズを制作するために訪れます。例えば、自分のお店のロゴをプリントしたTシャツやエコバッグなど、さまざまなアイテムを作ることができます。休日には、観光客が訪れ、旅の思い出として特別なアイテムを作成します。西尾さんは、訪れるすべてのお客さんに対して、シルクスクリーンの楽しさを体験してもらうため初心者でも安心して楽しさを体験できるようにサポートしています。

スロメでは、オリジナルグッズを作成する際、自分で絵を描くこともできますし、西尾さんが描いたイラストから選ぶこともできます。選んだイラストは何個でも選ぶことができ、版のサイズに合わせて西尾さんが配置してくれます。

その場で版が完成し、すぐにシルクスクリーン体験が始まります。こうした手軽さも、「スロメ」が多くの人々に支持される理由の一つです。値段も手頃で、さまざまなサイズのデザインをプリントできるため、ワクワク感がいっぱいです。「ものづくりのお手伝いができることが嬉しいです」と、微笑む西尾さんの姿が印象的です。

多種多様な使い方ができるから面白い

スロメには、シルクスクリーンをさまざまな方法で活用するお客さんが訪れます。例えば、結婚式の引き出物としてオリジナルのトートバッグを作成する人や、オリジナルの柄の生地を作りにくる年配の方、子供が描いた絵をTシャツにする親御さんなど、それぞれのニーズに応じたサポートが行われています。

西尾さんは「大人の図工室を目指している」と楽しそうに語ってくれました。「図工室ってなんだかワクワクしませんでしたか？童心に帰って物作りを楽しむ。そんな場所を作っていきたいです」と続けます。言葉通り、スロメは訪れる人々にとって新しいものが生まれる特別な場所として、このエリアで働く人や暮らす人の創作活動の基盤となっています。

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スロメ

住所：〒460-0012 愛知県名古屋市中区千代田２丁目１０−２−３ オーシャンスクエア 2F

アクセス：JR線 鶴舞駅から徒歩10分／地下鉄鶴舞線 鶴舞駅 1番出口から徒歩5分

HP：https://www.surome.net/

instagram：https://www.instagram.com/slowme_nagoya/

＊営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。