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2024.08.17

歴史と文化を凝縮した「知の拠点」で出会う、ディープな沖縄

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歴史と文化を凝縮した「知の拠点」で出会う、ディープな沖縄

沖縄都市モノレール「ゆいレール」旭橋駅に直結する複合施設「カフーナ旭橋」の一角。そして、ホテルリソルトリニティ那覇からは歩いて約2分の場所に、沖縄の歴史と文化を凝縮した知の宝庫「沖縄県立図書館」はあります。

本を通して沖縄の魅力を感じられる場所

「沖縄県立図書館は、本を通して沖縄の魅力を感じられる場所です。歴史や文化を知ると、観光がもっと楽しく、奥深いものになりますよ」

そう教えてくれたのは、沖縄県立図書館で働く仲尾(なかお)さんです。沖縄県立図書館は1910年(明治43年)に“沖縄の知の拠点”として設立されましたが、1945年(昭和20年)の沖縄地上戦により、多くの資料を失うことに。しかし、県内外から地道に資料を収集し続け、現在の蔵書数は約950,000冊。そのうち沖縄県に関する郷土資料は、34万冊以上にものぼります。

2018年12月に現在の新館をオープンし、わずか2年で来館者100万人を達成するなど、県民だけでなく観光客からも人気のスポットです。

観光の合間に気軽に立ち寄れる、町中のオアシス

沖縄県立図書館はバスターミナルやゆいレール旭橋駅に直結しているので、観光の合間や空港へ向かう前に立ち寄るのにもぴったり。

「図書館の中には、本を読みながら休憩できるスペースがたくさんあります。旅の合間に立ち寄って、沖縄のガイドブックや雑誌を読みながら一息ついていただくのもいいですよ」

沖縄旅行に役立つガイドブックや情報誌が閲覧可能

沖縄旅行に役立つガイドブックや情報誌が閲覧可能

「また、一部エリアは勉強や仕事での活用も可能です。例えば4階のビジネスエリアのデスクは、Wi-Fiやコンセントもあるので、落ち着いた空間で集中してお仕事ができますよ。座席は予約制なのでカウンターで座席予約をしてくださいね」

館内には、観光客でも仕事や勉強ができる座席が多数存在する

館内には、観光客でも仕事や勉強ができる座席が多数存在する

97万冊の蔵書が語る、リアルでディープな沖縄の魅力

カフーナ旭橋A街区の3〜6階に位置する沖縄県立図書館。3階は絵本やかみしばいなど子ども関連の書籍が、4階には新聞・雑誌や小説、ビジネス書などの一般図書が、5階には沖縄県に関連した書籍、新聞、雑誌などの資料がずらりと並んでいます。

沖縄が舞台になったマンガや沖縄県出身のマンガ家の作品を集めたコーナー

沖縄が舞台になったマンガや沖縄県出身のマンガ家の作品を集めたコーナー

「図書館に訪れたら、ぜひ5階に立ち寄ってみてください。ガイドブックや地図などの観光に役立つ資料はもちろん、100年以上前の新聞や写真、戦争や統治下の様子を記した書籍など、沖縄の歴史と文化をリアルに感じられる貴重な資料を豊富に取り揃えています」

貴重な郷土資料が並ぶエリア(5階)

貴重な郷土資料が並ぶエリア(5階)

琉球処分、沖縄地上戦、米国統治、日本復帰など、激動の歴史を歩んできた沖縄県。厳しい過去を乗り越えて、独創的で魅力ある文化を築き受け継いできた歴史が、この場所には溢れています。

「沖縄は、知れば知るほど何度も足を運びたくなる場所。ぜひ郷土資料を通して、ディープな沖縄の魅力に触れてほしいですね」

沖縄の文化と歴史が詰まった、沖縄県立図書館。この“知の拠点”に行けば、新たな沖縄の魅力と出会えるはずです。


沖縄県立図書館

電話:098-894-5858

住所:〒900-0021   沖縄県那覇市泉崎1-20-1 カフーナ旭橋A街区

アクセス:旭橋駅直結

HP:https://www.library.pref.okinawa.jp/

SNS:https://x.com/OkinawaPrefLib

*営業時間や定休日についての詳細は上記のリンク先にてご確認ください。