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2025.05.10
NEIGHBORS
美術館や博物館など、多彩なジャンルの文化を楽しめる街、上野。この地域には、日本有数の芸術の発信地として知られる「東京藝術大学」があります。
大学構内にありながら、どなたでも立ち寄ることの出来るギャラリー兼ショップ、それが「藝大アートプラザ」です。
「藝大アートプラザ」は、東京藝術大学と小学館が2018年に共同運営を開始したギャラリー兼ショップです。
「日本中の家をアートだらけにする」がキャッチフレーズ。
東京藝術大学の卒業生や教職員など「藝大」に関わる方の作品にこだわり、常時40〜50人のクリエイターによる作品を、小さなものから大きなものまで500点ほど展示販売しています。
作品鑑賞の合間に、外のテラスで休憩することもできる
東京藝大の作品をこの規模で展示販売することが出来るのは「藝大アートプラザ」ならでは。
「展示が変わるので、ぜひ毎月訪れていただきたいです。新しい作家さんや作品に出会えることも楽しんでほしいですね。」と、ディレクターを務める齊藤直子(さいとう なおこ)さん。ここでは、作品や作家について気になることがあれば尋ねることも可能です。
家にいくつも飾れるように規格を変えた「小さいアート」
「藝大アートプラザ」では誰もがアートに触れられるきっかけを多く作るため、スケールの大きな作品や専門的な作品に限定せず、気軽に手に取ることのできる小物や暮らしに取り入れやすい器、アクセサリーなども展示販売しています。
何を入れようか考えるのが楽しくなる「器」
アートの概念について、公式Webサイト「藝大アートプラザタイムズ(Art Plaza Times)」の編集長である高木史郎(たかぎ しろう)さんは、次のように話します。
「作品や形は、“アート活動”が表に現れたものだと思うんです。アート自体は特別なものだけれど、“特別な人”のものだけではありません。つまり作家さんだけではなく、お客さんが作品に対して起こす行動や行為そのものが、“アート”なんです。」
東京藝術大学付属美術館で扱っていた名品ポストカード
その言葉どおり「藝大アートプラザ」では、観賞する、写真を撮る、購入する、考える……。そんなすべての行動を“アート”ととらえ、さまざまなアートのあり方を提案しています。
企画展 『The Art of Tea』の展示
およそ1~2か月で内容が変わるという企画展の中には、参加型の展示もあるそう。
例えば、東京藝術大学の前身である東京美術学校の校長を務めた岡倉天心(おかくら てんしん)氏が書いた『THE BOOK OF TEA』がテーマの企画展『The Art of Tea』。
20枚から厳選した3枚
日本美術の発展に重要な役割を果たしたと言われる岡倉氏。そんな同氏が茶道を通して感じた日本の文化や伝統について記した著書の中からいくつかのフレーズを抜粋し、カードにしたためたものが並びます。
自分が気になったものをお土産に3枚持ち帰ることができるというユニークさも。持ち帰ることで、より身近に、生活のなかでアートを感じることができます。
*本企画展は終了しています。
一期一会の出会いからお気に入りを見つける楽しみがある
また、お客様の行動や行為に象徴される“アート”の中で、特に力を入れているのが「ドローイングTシャツ」です。
“ドローイング”とは、線や形をメインにシンプルに描く技法。作家は作品を作る過程で多数のドローイングを行います。基本的にはその多くが捨てられてしまいますが、そこに新たな価値を見出したのが、この「ドローイングTシャツ」なのです。
完成した作品とは違い、言わば『創造の途中』。「ドローイングTシャツ」は、アーティストの方の“描く行為そのもの”を身につけることができるという点で他にはない魅力があるのです。
白を基調とした壁が、開放的な空間を演出
芸術の発信地上野で作り出された学術機関と民間企業の新たな取り組み「藝大アートプラザ」。
身近で生活に組み込みやすい作品の数々は、アートの新しい形を作り出していました。
藝大アートプラザ
電話:050-5525-2102
住所:東京都台東区上野公園12-8 東京藝術大学美術学部構内
アクセス:JR上野駅(公園口)、鶯谷駅 下車徒歩約10分
東京メトロ千代田線・根津駅 下車徒歩約10分
東京メトロ日比谷線・上野駅 下車徒歩約15分
京成電鉄 京成上野駅 下車徒歩約15分
都営バス上26系統(亀戸〜上野公園)谷中バス停下車徒歩約3分
HP:https://artplaza.geidai.ac.jp
SNS:https://www.instagram.com/geidai_art_plaza/
:https://x.com/artplaza_geidai
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。