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2026.04.10

変わりゆく時代に、変わらぬよさをずっと

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 変わりゆく時代に、変わらぬよさをずっと

「ホテルリソル上野」にほど近い、賑やかな上野駅を背にして車で10分ほど。アートと下町の懐かしさが交差する上野エリアから、ものづくりの店が軒を連ねる街、浅草橋へたどり着きます。

浅草橋は、江戸時代から続く問屋街の歴史を背景にもち、 気取らない下町の雰囲気が漂う手仕事とものづくりの街。駅の高架下には、ハンドメイドパーツや革小物のお店などが並び、古民家を改装したカフェなど新旧の入り混じった場所です。

そんなエリアの一角にあるのが、「NISHIGUCHI KUTSUSHITA STORE TOKYO」。 1950(昭和25)年創業の靴下メーカー「株式会社ニット・ウィン(旧 西口靴下)」が手がけるファクトリーストアで、オリジナルの靴下をはじめ、社長が想いに共感したという作り手の雑貨を届けています。

「西口靴下」の歩み

創業者の西口勝次さん(右)息子で2代目の勝博さん(中央手前)

創業者の西口勝次さん(右)息子で2代目の勝博さん(中央手前)

「西口靴下」が始まったのは、戦後の日本が再び歩み出そうとしていた頃のこと。

1950(昭和25)年に、初代の西口勝次(にしぐち かつじ)さんが靴下の産地である奈良県で卸売業を始め、のちに靴下の製造も手掛けるようになりました。

その後、当時は珍しかったサポーターや温泉足袋などを開発。息子である西口勝博(にしぐち かつひろ)さんが父の開発した商品をもって営業に出向くなど、親子で力を合わせて会社を軌道に乗せていったといいます。

現社長の西口功人(にしぐち いさと)さん

現社長の西口功人(にしぐち いさと)さん

そんな「西口靴下」は初代から息子の勝博さんへと引き継がれ、「株式会社ニット・ウィン」へと名前を変更。現在は3代目である西口功人(にしぐち いさと)さんが舵をとり、時代の変化に合わせて会社の使命や役割を見つめ直しながら、歩みを重ねています。

父の言葉が変えた、自身の進む道

お気に入りの靴下を教えてくれた西口さん

お気に入りの靴下を教えてくれた西口さん

「自分が小さな頃から働いてくれている従業員を、“いつかは自分が支えなければ”という気持ちがありました。」と西口さん。初めから会社を継ぐと決めていたわけではありませんでしたが、高校時代にはそうした漠然とした思いを抱いていたといいます。

大学では、実家を継ぐか他の会社で働くか2つの選択肢を見据え、どちらにも役に立つようにと商学部を選びます。卒業後は大手メーカーに就職。充実した日々を送る一方で、次第に自分のスピードで仕事ができないことに若干のもどかしさを感じ始めていた西口さん。

2代目の父から投げかけられた「戻るんやったら今やぞ。」という一言がきっかけとなり、自分が守るべき人や会社の将来、そして自分の今後を見つめ直した末に会社を継ぐ決断をしました。

靴下の可能性を模索して

継いだ当初は靴下への可能性を模索していたという西口さんですが、日々のものづくりを続けるうち、次第に「靴下を履いた時の足元からその日の気持ちを変え、お客様の日常をよりよく変えていきたい。」と考えるようになったそう。

ものが豊富に流通する現代では、靴下は単に“履く”だけではなく、それ以上の付加価値が求められる存在へと変化しています。その中で「届けたいものは何か」を追い求めた末に、西口さんは「靴下で一日を変える、靴下で価値を変える」という会社のパーパスを掲げるようになりました。

「はくひとおもい」を表現した「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」のシンボル

「はくひとおもい」を表現した「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」のシンボル

「使う素材やデザイン、作り方などを含めた作り手の思いや世界観を知ることができるって、楽しいし面白い。それを伝えられるのが実店舗の魅力だと思います。」と西口さん。

現在は奈良、大阪、東京に3店舗を展開し、実際に靴下を手に取って確かめてもらうことを大切にしています。特に東京は人口が多く、価値を伝えられるチャンスが多いとされる地域。

その中でも浅草橋を選んだのは、都心でありながら、よい意味で肩の力が抜けている街だと感じたこと、そして手仕事の温もりが残るこの街の空気が、自分たちのものづくりと自然に重なったからだといいます。

ものづくりの本質に価値がある

独特の弾力性が特徴の定番靴下「エジプトコットンリブソックス」を持つ西口さん

独特の弾力性が特徴の定番靴下「エジプトコットンリブソックス」を持つ西口さん

「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」が大切にしているのは、質の高いものを作り続け、時代が変わっても色あせない本質的な価値を追求すること。その実現のために、毎年新製品を出すことや、期間限定のものを出すことはあえてせず「定番の靴下」だけを作り続けているのだそうです。

常に変わり続ける市場やニーズ、靴下づくりの過程で必要な糸や生地の選び方、縫い方など一つひとつに向き合い試行錯誤を重ねることで、数値や言葉では表せない独特の深みと魅力が生まれ、それが「製品の奥行きになる。」と西口さん。

「これまでの経験値を基にした『こんなもんかな』というものづくりはしたくないんです。」その言葉から、妥協のないものづくりを貫く姿勢が感じられます。

手で触って確かめて。想いを感じる

「NISHIGUCHI KUTSUSHITA STORE TOKYO」の店長、竹山春香(たけやま はるか)さん

「NISHIGUCHI KUTSUSHITA STORE TOKYO」の店長、竹山春香(たけやま はるか)さん

店舗に並ぶのは、それぞれコンセプトの異なる3つのオリジナルブランドの靴下や肌着たち。「はくひとおもい」の「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」。「いとおしさに出逢う」hakne。「わたしにやさしい」memeri。どれも作り手の思いが込められた、特別なアイテムです。

「店舗のスタッフにもそれぞれ好みがあって、一つのブランドの靴下ばかりを履く人もいれば、まんべんなくすべての靴下を履く人もいるんです。私はどれも好きなので、毎日どれにしようか選ぶのが楽しいですね(笑)。」

「はくひとおもい」がコンセプトの「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」

「はくひとおもい」がコンセプトの「NISHIGUCHI KUTSUSHITA」

「株式会社ニット・ウィン」の靴下はただの日用品や消耗品ではありません。変わり続ける市場の中で本質を追求し、心を込めたものづくりから生まれる“世界観”という価値を提供しています。

「靴下で一日を変える、靴下で価値を変える。」変わらないよさを伝え続けることこそが、豊かな日常を足元から届ける力となっています。


NISHIGUCHI KUTSUSHITA STORE TOKYO
電話:070-1732-5090
住所:東京都台東区浅草橋3丁目2-10 トムワンビル1F
アクセス:都営浅草線浅草橋駅A3出口より徒歩4分
HP:https://store.knitwin.com/
  :https://11-11.jp/shop/  
SNS:https://www.instagram.com/nishiguchikutsushita/ 
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先からご確認ください。