2024.06.30
岐阜県郡上市八幡町に400年以上続く郡上おどり。7月中旬から9月上旬の間で30日夜続く日本一ロングランな盆踊り。江戸時代に城主が士農工商の融和を図るために、藩内の村々で踊られていた盆踊りを城下に集め、「盆の4日間は身分の隔てなく無礼講で踊るがよい。」と奨励したことから、郡上おどりは誰もが踊る踊りとされ、観光客も一緒に踊りに参加することができます。
郡上おどりの種類は全部で10種類。江戸時代に郡上の藩内のあちこちの村に伝わった踊りをまとめました。1996年に全10曲が国重要無形民俗文化財の指定を受けています。2022年には、郡上踊を含む「風流踊」がユネスコ無形文化遺産無形文化遺産に登録されました。
踊りはぶっつけ本番でも周りを見ながら踊ることができますし、初めての人がいても周りは変に気にすることはありません。また様々な場所やオンライン上でも紹介されています。
踊りの実演を見ることができる「郡上八幡博覧館」。「郡上八幡旧庁舎記念館」では郡上おどりのレッスンを受けることができます。予習してから本番に臨むこともできます。また同時に紹介される歌詞の背景や歴史を知れば、益々踊りが楽しいものになります。
郡上おどりは町の一体感と親睦のために踊りを奨励したことがはじまりとされています。踊りは人々の心に安定と平和をもたらし、郡上おどりをきっかけに友情や愛情が育まれたことも多いとされています。会話ではなく一緒に踊ることから生まれるコミュニケーションはここでしか得難い仲間意識を生みます。
徹夜おどりの8/13~16は郡上八幡まちなみ交流館等に更衣室も設置され、臨時駐車場(八幡中学校)から会場近くまでのシャトルバス運行もあります。また、周辺の学校や施設を臨時駐車場とし(有料)、お迎え体制は万全です。
誰でも、どんな服装でも気軽に輪の中に入りやすい雰囲気で、時間を忘れて徹夜で踊り明かしたくなる。郡上おどりの期間はそんな活気が街に溢れています。
郡上観光協会
電話:0575-67-0002
開催場所:旧庁舎記念館前など(日によって会場が変わります)
アクセス:岐阜バス高速八幡線「城下町プラザ」下車(会場までのシャトルバス発着「郡上八幡城下町プラザ」)
HP:http://www.gujohachiman.com/kanko/
※日時及び開催場所についての詳細は上記のリンク先にてご確認ください。
※郡上おどりのレッスンについては「郡上八幡旧庁舎記念館」へお問い合わせください。 (一財)郡上八幡産業振興公社 電話0575-67-1819)