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2024.03.15

錦市場でつなぐご縁。「器土合爍」のあたたかな器たち

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錦市場でつなぐご縁。「器土合爍」のあたたかな器たち

陶工房「器土合爍(きどあいらく)」は、2007年に京都錦市場にオープンしました。店主、山本洋輔さんの父が蕎麦屋を営んでいた歴史ある町屋を受け継ぎ、洋輔さん・千恵さん夫妻は二人三脚で京焼を作り続けています。遊び心満載の作品にファンは多く、国内外を問わずリピーターが後を絶ちません。店内では京都嵐山上流の酒蔵、丹山酒造の日本酒も取り扱っており、酒器と日本酒をセットで購入するお客様も多いのだとか。

 

 

店名に込めたのは“つながりとあたたかさ”

のれんの文字は洋輔さんの父が書いてくれたそう

観光客で賑わう錦市場で一際目を引く「器土合爍」ののれん。考えに考えてお店の名前を決めたと山本夫妻は語ります。「まずは器のお店とわかるように。そして土ものならではのあたたかみを通して、人とのつながりがあればいいなと願ってこの名前をつけました。」

 

 

お客様の近くで作り上げる器たち

作陶は洋輔さんが、接客と絵付けは千恵さんが行っています。豆皿から大鉢に至るまで、バリエーション豊かな器たちが並ぶ店内。いつもの食卓を華やかにしてくれる器は、京の台所錦市場観光のお土産にもぴったりです。

鳥獣戯画では珍しい麒麟と獅子

 

店内に作陶スペースがあり、焼き上げまで一貫して店内で行うのは器土合爍ならではのスタイル。運が良ければ洋輔さんがろくろを回す姿を見ることができます。「まさかこんな街中で器を焼いているなんてと驚かれるお客様も多いんですよ。」と千恵さんは笑います。

 

「お客様の生の声を聞けるのは強みですね。商品に対する感想が嬉しいのはもちろんですが、“こういうのを焼いてほしい、こんな絵を描いてほしい”といったご要望を直に聞けるのはありがたい。お客様からいただいたリクエストやヒントはどんどん取り入れているんです。」と話すのは洋輔さん。

 

お客様の声に耳を傾け、活かす。「器土合爍」が愛される理由は、柔軟で謙虚なものづくりの姿勢です。

 

 

丹山酒造の日本酒をお気に入りの酒器で味わう

器土合爍の店内には京都嵐山上流の老舗酒蔵、丹山酒造の日本酒がずらり。日本のみならず海外からも日本酒ファンが集まるといいます。

 

丹山酒造の日本酒を取り扱い始めたのは、開店から3年ほど経った頃。偶然、洋輔さんと丹山酒造の女将さんが話す機会があったのがきっかけでした。自社栽培の有機米で作られたこだわりの日本酒は、もともとお酒が苦手だった洋輔さんもおいしく飲めたのだとか。

 

「陶器はゆっくりじっくり見てから買うものですが、日本酒は味見をしたらすぐに購入を決める方も多い。自ずとお客様との関わり方も変わってくるんです。器と日本酒、そうした接客の違いも楽しいんですよ。」と千恵さんは語ります。

色とりどりの酒器と季節ごとにラインナップの変わる日本酒。自由に組み合わせて、とっておきの京都土産にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

器を通してつないだご縁

「歴史ある錦市場でお店を続けられて、恵まれています。たくさんの人が行き交う錦市場で、お客様がいつでも帰ってこれる場所でありたいですね。」と山本夫妻は語ります。これからも2人にしか作れない器を通して、お客様とのご縁をつなぎます。

 

器土合爍

電話: 075-231-5820

住所:京都市中京区錦小路通堺町東入

アクセス:京都河原町駅から徒歩3分

HP:https://kidoairaku-tanzan.raku-uru.jp/

SNS:https://www.instagram.com/kidoairaku_nisiki/

*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。