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2024.09.30

日本最古の御香調進所「薫玉堂」で楽しむ薫りと歴史の旅

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日本最古の御香調進所「薫玉堂」で楽しむ薫りと歴史の旅

京都寺町通りに漂う、ふと立ち止まってしまうような心地よい薫(かお)り。その薫りの源は、1594年創業の香老舗「薫玉堂(くんぎょくどう)」が2022年にオープンした「薫玉堂 寺町店」です。日本最古の御香調進所として知られる「薫玉堂」は、430年の歴史を誇りながらも、現代のライフスタイルに合わせた新しい取り組みを次々と展開しています。

時代の変化に対応しつつ、品質へのこだわりは手放さない

1594年の創業以来、430年もの間、人々に愛され続けている「薫玉堂」。その長い歴史の中で、お客様の層やニーズは大きく変化してきました。

「昔は、お寺さんや一般のご家庭での仏壇用のお線香を中心に取り扱っていました。仏具としてのイメージが強かったお線香も、最近は癒しのアイテムとしてお求めいただくことも多いんです。」と店長の上田友梨(うえだゆり)さんは語ります。

伝統を守りながらも、時代に合わせた方法で薫りの癒しを提供する「薫玉堂」では、線香以外のアイテムも展開しています。中でも「薫玉堂」ならではの薫りを詰め込んだ石けんやハンドクリームは人気商品です。

「四季の薫り」をコンセプトに、独自製法により抽出したエキスとお香の天然原料を調合した石けん

「四季の薫り」をコンセプトに、独自製法により抽出したエキスとお香の天然原料を調合した石けん

「薫玉堂」では品質にこだわり、日本では採れない原料を生産国で直接買い付け。調合から販売までを自社で一貫して行っています。「時代に合わせた商品ラインナップはもちろんですが、品質の良さに対する信頼が、長年のお客様との関係を築いてきたのだと思います。」と上田さんは語ってくれました。

薫玉堂寺町店店長 上田さん

薫玉堂寺町店店長 上田さん

「薫玉堂」の薫りの特徴について「仄かな」「空気に溶け込むような」という表現を使って説明してくれた上田さん。原料の良さあってこその、心がなごむ薫りが店内の空気を包んでいます。

時代の変化に柔軟に対応しながらも、品質へのこだわりを決して手放さない。その姿勢が「薫玉堂」が現代まで愛され続ける理由の1つです。

「こころを癒す薫りを誂える」新しい楽しみ方で広がる世界

カラフルな詰め合わせ線香はお土産やギフトにもおすすめ

カラフルな詰め合わせ線香はお土産やギフトにもおすすめ

「薫玉堂」では伝統的な商品だけでなく、現代のニーズに合わせた新しい取り組みも行っています。特に注目したいのが、お好みの薫りを詰め合わせられる線香セットと、自分だけの香袋を作るワークショップ。

お好みの薫りを詰め合わせられる線香セットは、一定の金額以上の組み合わせで10本単位で好きな薫りを選べるというもの。SDG’Sの観点も取り入れ、初回に紙箱を購入し、リピートの際に通い箱として使用します。朝はさわやかな薫り、夜はリラックスできる薫りというように、気分やシーンに合わせて薫りを楽しむことができます。

香袋作りのワークショップは、自分だけの薫りを調合して作れるという、まさに ”あつらえる” を体験できる人気のイベントです。「材料の組み合わせ次第で薫りが大きく変わるので、自分だけの薫りができていくワクワク感をお楽しみいただけます。ワークショップを通じて、薫りの奥深さや楽しさを知っていただけたら嬉しいですね。」と上田さん。

 材料の薫りを確かめながら選んでいく

材料の薫りを確かめながら選んでいく

香袋も好きなデザインから選べる

香袋も好きなデザインから選べる

「薫玉堂」では、お香立てなどの雑貨も扱っています。中には古物の器も。上田さんは「香炉やお香立てとして作られたものでなくても、好きなデザインのお皿を香炉として使うなど、自由な楽しみ方を知ってもらえたら。」と話します。

京都の過去と未来が香る特別な場所

1594年の創業以来、430年もの間、人々に愛され続けてきた日本最古の御香調進所。その歴史の重みを感じつつ、店内に1歩足を踏み入れると、そこには意外にも新鮮で現代的な空気も流れています。これからも時代に合わせた表現で、「薫玉堂」は人々を癒しの薫りで包みます。


薫玉堂 寺町店

電話:075-222-5860

住所:京都府京都市中京区 要法寺前町705-2

アクセス:地下鉄東西線京都市役所前駅より徒歩6分

HP:https://www.kungyokudo.co.jp/

SNS:https://www.instagram.com/kungyokudo/

営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。