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2024.07.29

老舗甘味処「梅園」。100年の歴史が紡ぐ伝統と革新の味

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老舗甘味処「梅園」。100年の歴史が紡ぐ伝統と革新の味

京都の中心地、河原町通りにたたずむ老舗甘味処「梅園(うめぞの)」。1927年(昭和2)年の創業以来、およそ100年にわたり人々に愛され続けてきました。現在は6店舗を展開するまでになりましたが、その原点となる河原町店には、創業当時からの想いが今も脈々と受け継がれています。

これからの世代に届けたいおいしさ

「梅園の魅力は、伝統を守りつつも時代に合わせて革新を続けてきたことです。」と語るのは山口祐一朗(やまぐちゆういちろう)さん。愛知県出身の山口さんは、京都の和菓子や甘味に惹かれて「梅園」に入社しました。

笑顔でインタビューに答えてくれた山口さん

笑顔でインタビューに答えてくれた山口さん

創業当時、京都河原町は娯楽街として栄えていました。そのなかで、気軽に立ち寄れる甘味処として誕生したのが「梅園」です。みたらし団子だけの小さなお店からスタートし、2代目になるとあんみつの提供が始まるなど、メニューは時代ごとに増えていきました。

現在は3代目。店主は西川葵(にしかわあおい)さんです。西川さんは「これからを担う新しい世代にも喜んでほしい」と、ホットケーキや飾り羹といった洋の要素を取り入れた新メニューを考案。こうして「梅園」は、時代とともに歩みを進めてきました。

「まごころ込めて」の想いは変えない

新しいことにチャレンジする一方で「梅園」の原点である河原町店では、変わらないことにこだわっています。創業から大切にしているのは「まごころ込めて」という言葉。お客様へのおもてなしの心は、令和の今も変わりません。

店内に足を踏み入れると、まるでタイムスリップしたかのような懐かしい雰囲気が漂います。店内は補修作業を繰り返しながら、創業当時のままの雰囲気を残し続けているのです。他の店舗と比べて店内は狭く、席数も多くはありません。それゆえ接客は何よりも大切にしています。

「限られた空間と時間のなかで、ゆっくりとくつろいでいただけるよう、心を込めてお客様をご案内しています。」と山口さん。できたてのおいしさを届けるため、注文を受けてから作るというこだわりも、創業時から続くものです。

親子でシェアできる和菓子

不動の人気メニューはみたらし団子。俵形をした特徴的な見た目と、他では食べられないもちっとした食感が創業当初から愛されています。店内で過ごしたあと、お土産に持ち帰りを購入するお客様も多くいます。

河原町店には常連客が多く、なかには50年以上通い続けている人も。親子で来店し、看板メニューのみたらし団子と、革新的な新しい和菓子を世代間でシェアする姿も見られます。3代目店主の西川さんが考案した「あんがさね」は、まさに若い世代にも人気の新しい和菓子。口どけの良いクッキーに特製の餡をサンドし、しっとりとした食感に仕上げています。

和と洋を組み合わせた新しいおやつ「あんがさね」

和と洋を組み合わせた新しいおやつ「あんがさね」

「河原町店の変わらない良さを大切にしつつも、新しいことにチャレンジしていきたいですね。伝統と革新を持ち味に、京都で愛され続ける甘味処を目指しています。」

京都の街並みが少しずつ変化するなかで、昔ながらのたたずまいを保ちながら、新しい風を取り入れ続ける「梅園」河原町店。これからも多くの人々に愛され続ける場所を目指します。


梅園 河原町店

電話:075-221-5017

住所:京都市中京区河原町三条下る山崎町234-4

アクセス:京都河原町駅より徒歩5分

HP:https://umezono-kyoto.com/kawaramachi/

SNS:https://www.instagram.com/umezono_kyoto/?img_index=1

営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。