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2026.04.15
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金沢といえば、新鮮な海の幸や見た目も美しい料理を思い浮かべる人も多いかもしれません。そんな金沢、そして石川県の食文化の中で、地元の人々に長く親しまれてきた“ソウルフード”があります。それが、「さぶろうべい」の「とり白菜」です。
金沢駅から車で5分、近江町市場からも近い尾山神社のほど近くに店を構える「さぶろうべい 尾山町店」。観光客でにぎわうエリアにありながら、店内には地元客も多く訪れ、世代を超えて愛される石川県の日常の味を楽しむことができます。
鶏肉と白菜を使うシンプルながら奥深い「とり白菜」。その背景には、創業から受け継がれてきた味と、“石川県の食文化を未来へ繋ぎたい”という想いがありました。

「さぶろうべい」は、1950(昭和25)年に高橋三郎平(たかはし さぶろうべい)氏が石川県かほく市で創業した老舗です。鶏油を敷いた鉄鍋で鶏肉と白菜を焼き、秘伝の醤油だれにつけて味わう「とり白菜」は、長年にわたり石川県民に親しまれてきました。
2014年には、2代目店主・高橋誠治(たかはし せいじ)氏が病を患い、店に立てなくなったことをきっかけに、株式会社SU-BEEへ事業承継されました。誠治氏と女将の千恵子(ちえこ)氏は、“父から受け継いだ店を絶やしてはならない”という想いから承継を決意したといいます。
「経営者が変われば味も変わったと言われてしまう。」
そんなプレッシャーの中でも、創業以来守り続けてきた味を大切にしながら営業を続けています。

「とり白菜」は、鶏肉と白菜というシンプルな素材で作られる鍋料理です。その始まりは、鶏の廃棄される部位などを無駄なく活用したいという想いからでした。身は具材として使い、皮から抽出される鶏油を味の決め手にしています。
特徴的なのは、出汁やスープを使わないこと。専用鍋で焼き煮することで、白菜から出る水分と鶏の旨味をじっくりと引き出していきます。鍋が水っぽくならないよう、白菜のカット方法にも工夫を重ねているそう。秘伝の醤油だれに卵を絡めて味わえば、甘みを増した白菜と、鶏の力強い食感が重なり合い、ご飯が進む味わいになります。
また、鶏皮を丁寧に炊き上げた「とりかわ」も人気メニューの一つ。素材を余すことなく使い切る姿勢にも、「さぶろうべい」のこだわりが表れています。

自家製鶏油を抽出した後の鶏皮を、あっさりとした醤油味で炊き上げた人気メニュー「とりかわ」

「さぶろうべい 尾山町店」が店を構える尾山町エリアは、近江町市場や尾山神社からも近く、多くの観光客が行き交う金沢中心部の人気エリアです。観光地にありながら、地元客も多く訪れる店内には、金沢の日常の食文化が息づいています。
大型ショッピングモールでの出店をきっかけに、ブランドとしての広がりも加速したという「さぶろうべい」。
尾山町への出店には、「とり白菜」を石川県のソウルフードとして県外や海外にも積極的に広めていきたいという想いがありました。観光客やインバウンド需要にも対応しながら、石川の食文化を発信し続けています。

「さぶろうべい」を事業継承した株式会社SU-BEEのPR/マーケティング担当の宮本さん
2026年時点で創業76年を迎える「さぶろうべい」。現在は石川県内に4店舗、富山県にフランチャイズ1店舗を展開しています。株式会社SU-BEEが掲げる目標は、「さぶろうべい」を100年ブランドにすること。単に店舗を増やすだけではなく、次の世代へ味や文化を繋いでいくことを大切にしています。
「子どもたちや若い世代にも「とり白菜」の味を知ってほしい。そして、石川県を離れたあとも、“帰ってきたら食べたくなる味”として記憶に残る存在でありたい。」と語る、マーケティング担当の宮本侑佳(みやもとゆか)さん。
そんな想いを胸に、「さぶろうべい」はこれからも金沢の食文化を支え続けていきます。
とり白菜 さぶろうべい 尾山町店
電話:076-208-7004
住所:石川県金沢市尾山町5-8
アクセス:JR金沢駅 車・タクシーで5分、北鉄バス「南町・尾山神社」バス停すぐ
HP:https://saburoubei.jp/
SNS:https://www.instagram.com/saburoubei_326/
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンクからご確認ください。