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2024.04.17

東京生まれ・東京育ちの美味しい野菜を届けるお店「Ome Farm Kitchen」

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東京生まれ・東京育ちの美味しい野菜を届けるお店「Ome Farm Kitchen」

マンションやオフィスビルなど高い建物が連なる秋葉原。迫力はあるけど、どこか肌寒い街並みの一角に、温かい雰囲気をまとったお店「Ome Farm Kichen」があります。

 

「Ome Farm Kichen」は東京都青梅市で農業を行っているオーガニックファーマー「Ome Farm」直営の飲食店。東京で生まれ育ったオーガニック野菜を使用した料理が楽しめます。今回は代表の太田さんにお店の魅力や食に対する想いについて伺いました。

 

 

美味しい野菜を求めた先に見つけた「種からテーブルまで」というスタイル

 

マンションの1階に佇むお店。ウッディな雰囲気が心を和ませてくれます。

 

代表の太田さんがOme Farmを始めた理由は、娘の誕生がきっかけで食の質の大切さに気づいたこと。そして「日本で美味しい野菜が食べたい」というシンプルなものでした。20代の大半を海外で過ごした太田さんは、帰国後に日本で食べた野菜が美味しくないことに違和感を持ったそうです。

 

日本で美味しい野菜を食べたいなら自分でつくろう。そう考えた太田さんは美味しい野菜のつくり方を求めて、日本屈指の農家を訪ね歩きます。模索の末にたどり着いた見解は「美味しい野菜に農薬は必要なく、いい土と水と種が重要だ」ということでした。だから、Ome Farmでは農薬を使わない有機農法で野菜を作っています。

 

野菜を届けるにあたって大切にしていることは、Ome Farm Kitchenのコンセプトでもある「種からテーブルまで」というスタンスです。

 

「農業者が種を蒔く時から、料理は始まっています。だからOme Farmのスタッフには、種を蒔いた時から、最終的に野菜たちがどういう料理になるのか考えて欲しいと伝えています。それを想定して作らないと、美味しい野菜にはならないと思うので。」

 

Ome Farmは同業者からの評価が非常に高く、噂を聞きつけ海外から訪ねてくる人もいるほど。Ome Farmの野菜は国内外問わず、多くの人を魅了しています。

 

 

畑で採れる野菜によって変化するメニュー

海外ゲストからのメッセージやお土産たち。Ome Farmの野菜が国内外問わず愛されていることがわかる

 

Ome Farm Kitchenのメニューは農園で採れた野菜によって変化するのが特徴です。スタッフが毎日農園の状況を確認し、料理人たちと相談しながら、料理に使う野菜を決めていきます。だから同じメニューでも、その日にしか味わえない野菜や、組み合わせに出会うこともあるのだとか。

 

お客様からは「野菜がこんなに美味しいと知らなかった!」と感動されることが多いそう。なかには、Ome Farmの取り組みへ寄付を申し出てくれるお客様や、コロナが落ち着いたタイミングで「やっとお店に行けるよ!」と連絡してくれる海外からの常連さんも。Ome Farm Kitchenはヴィーガンに対応しているので、国や食に対する考えに囚われず食事ができることも大きな魅力です。

 

「私たちが届けたいメッセージは日本に限ったものではないので、いろんな人に美味しいと言っていただけて嬉しいです」と笑顔の太田さん。そのうえで、Ome Farm Kitchenを本当に美味しい野菜に出会う場として使って欲しいと言います。

 

「Ome Farm Kitchenの魅力は本当に美味しい野菜を都心で体験できることだと思います。地方に行っても美味しい野菜を食べれるとは限りません。でも、ここなら必ず美味しい野菜に出会える。だから極端な味付けに胃疲れしてしまった時にぜひ訪れて欲しいです」

 

 

食の楽しさを自由な発想で届けていく

店内の様子。実はこの場所、Ome Farm Kitchenが入る前は占いを中心としたヒーリングスポットだったそう。飲食店ではなかったことが想像できないくらい居心地がいい。

 

Ome Farm Kitchenは元々浅草橋に店舗を構えていましたが、2022年に神田エリアの現在の場所に移転。お店は飲食店ではなかった場所を改築し、リニューアルオープンしました。

 

オーガニックの野菜を扱うお店を神田エリアにオープンするのは、少し意外な選択に思えます。出店のきっかけは料理人から「下町でお店をオープンしたい」という意見だったそうですが、根底には太田さんのポリシーが影響しています。

 

「自分が尊敬するデザイナーの川久保怜さんは『100人いて50人に理解されたら、私はもう古いと思う』と言っています。その姿勢がとてもかっこいいと思っていて。大半の人に理解されないことをやるから、かっこいいし面白いことができる。そう信じているから、ありきたりなことはやりたくないんです。」

 

有機農法を東京で実践する。オーガニックのお店を下町のエリアでオープンする。側から見ると不可能に思える選択を、圧倒的な力で可能にしていく。自由な発想をどんどん具現化していくスタンスがOme Farm Kitchen独自の魅力を生み出しています。

 

「自分たちが美味しいものを食べたいから農業やお店をやっています」そう笑って話す太田さん。取材中も料理に使われている野菜や、届いた食材の魅力をスタッフのみなさんと楽しそうに話している姿が印象的でした。

 

美味しいものを食べ、周りの人と共有していきたい。そんなシンプルな想いを胸に、Ome Farm Kitchenでは今日も種から食卓を繋ぎ、多くの人に食の楽しさを届けています。

 

Ome Farm Kitchen
住所:東京都千代田区神田須田町2-8-19パレドール神田 101号
アクセス:秋葉原駅から徒歩7分
HP:https://www.omefarm.jp/
SNS:https://www.instagram.com/omefarmkitchen/?hl=ja
※営業時間や定休日についての詳細は上記のリンク先にてご確認ください。