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2024.05.23

味わい豊かな珈琲と、予想できない一冊との出合いを求めて

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味わい豊かな珈琲と、予想できない一冊との出合いを求めて

知りたいことがあればすぐに手元で検索でき、溢れる情報にも気軽に触れられる現代。便利な世の中になりましたが、どこか味気なく感じられることはないでしょうか。端末の画面から紙の上で踊る活字に視線を移せば、思ってもみなかった言葉の数々に出合えるかもしれません。

本と珈琲、思いがけない2つとの出合いを堪能できるのは、東京メトロ有楽町線池袋駅直結の商業施設、Esola池袋の4Fにある「本と珈琲 梟書茶房」です。学生や会社員、観光客などたくさんの人が行き交う池袋駅ですが、賑やかな街の印象とはかけ離れた穏やかな時間が、ここには流れています。

 

おとぎ話の世界?ずらりと並ぶ「ふくろう文庫」に目を奪われる

エントランスをくぐると、そこはまるでおとぎ話に登場する本屋さん。木製の本棚には、さまざまな背格好の本が並んでいました。

ここにある本たちは「ふくろう文庫」と名付けられ、同じデザインのブックカバーをまとってタイトルも著者名も表紙も隠されています。その代わりに、ブックカバーにはその本の魅力を伝える案内文が。来店客は限られた情報を頼りに、運命の一冊を探す旅に出るのです。

 

珈琲と本を愛する両者が出会い生まれた、梟書茶房

2017年、株式会社ドトールコーヒーと書店「かもめブックス」の店主 柳下恭平さんのコラボレーションによって、梟書茶房は開業しました。1962年に創業し、珈琲の味には絶大なこだわりと誇りを持っているドトールコーヒーと、編集者・出版者として活躍し、本をこよなく偏愛する柳下さん。その両者が出会ったとき、今までになかった新しいブックカフェが誕生したのだと、ドトールコーヒー広報の前川祐子さんが教えてくれました。

「柳下さんが厳選したとっておきの本を1231冊ご用意しており、それぞれ本にはナンバーが付与されています。どの本を買うか迷ってしまった方に、ご自身の誕生日と同じ番号で本を手に取っていただくことができるようにという、柳下さんのアイデアなんです」

ブックカバーには、その本を読み終えた後の読後感によって、次に手に取る本をおすすめする推薦文も。読者はその案内に沿って、引き続き読書の旅を楽しむことができます。梟書茶房には、あらゆる工夫や遊び心が詰め込まれているのです。

 

物語の世界観を香りや味わいで表現。珈琲への強いこだわり

看板メニュー「梟ブレンド」は、スペシャルティコーヒーを使用したオリジナルブレンド。苦すぎないけれどこっくりした口当たりで、ブラックが苦手な方でもしっかりとその味を堪能できる、ここでしか出合えない味わい。本と同じくして、梟書茶房には珈琲へのこだわりも込められています。

「コーヒーは豆の産地や焙煎度などによって味や香りの違いがありますし、ブレンドする組み合わせでさらに多様な変化を生み出せます。弊社が全国展開しているドトールコーヒーショップのように、安定した味わいをつねに提供できることも大切ですが、ここでは本を楽しみながらゆっくりくつろいでいただくために、スペシャルティコーヒーを使用してフルサービスで提供しています。これまでと異なる、新しい珈琲の味を探求していくのは、ドトールとしてもとても楽しい試みなんです」

毎月数量限定で販売される「本と珈琲のセット」も人気。ふくろとじの本とその本にあわせてブレンドしたコーヒーが提供されます。どんな言葉と味わいに出合えるかは、注文してからのお楽しみです。

 

「ここに来よう」と愛される安らぎの場所、梟書茶房

▲読書に没頭できる窓際の席や日当たりのよい明るいエリア、ゆったりとしたソファ席……
座席によって異なる居心地を楽しめるのも、梟書茶房の魅力です

池袋には、その名前にちなんで「ふくろう」をイメージしたオブジェがあちこちに建てられています。梟書茶房も、土地柄にちなんだ「ふくろう」をコンセプトにしており、袋に包まれているふくろう文庫の様相から「ふくろとじ」と語呂が似ている共通点も。

「弊社としては新たな挑戦でしたが、オープンから7年経った今でも、『何かのついで』ではなく『ここに来よう』と訪れてくださるたくさんのお客様に愛していただいています。老若男女さまざまな人が集うこの街だったからこそ、本と珈琲にじっくりと向き合える場所として受け入れられたのだと思います」

梟書茶房は、思いがけない本と珈琲との出合いを愛情たっぷりに届けてくれる唯一無二の場所です。ここを訪れたら、どうぞ臆せずに気になる一冊を手に取ってみてください。そこで得られる直感こそが、これから始まる豊かな時間との旅へ向かう道標です。

 

本と珈琲 梟書茶房
電話:03-3971-1020
住所:東京都豊島区西池袋1-12-1 Esola(エソラ)池袋 4F
アクセス:
東京メトロ有楽町線池袋駅直結
HP:https://www.doutor.co.jp/fukuro/
SNS:https://www.instagram.com/fukuroshosabo/

*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。