Reservation空室検索・予約
航空券付きプラン
提携法人専用予約
2024.02.29
佐世保の港町から少し離れると住宅や昔ながらの商店など、地元の人の生活の営みが感じられます。
ホテルリソル佐世保からバスで10分ほどのところに、住宅や診療所が立ち並ぶ俵町があります。
宮田町バス停で下車し、趣のある商店や住宅を歩くこと約1分。築50年の古いビルをリノベーションしたコワーキングスペース、佐世保Share Loungeがあります。
店内に入ると、空間に合わせてセレクトされたBGMと共に、厳選されたこだわりの家具が設置されています。おしゃれな空間でありながらも木材の温かさや優しい照明が落ち着いた雰囲気を作り出しています。
「もともとは閉院してからだいぶ経った歯科診療所でした。壁とかがボロボロの状態で、少し家具が残っていて。雨が入ってくるくらい中がジメジメでひどい状態でした。佐世保はリノベーションの宝の山だと思っています。」
そう話すのは、コワーキングスペースを運営する江頭聖子さん。江頭さんは海外で暮らした後、家族で移住先として佐世保にシェアハウスをつくり、生活しています。
「泊まる場所や飲食店は写真を見て行きたいかどうか決めるんです。だからここも自分が行きたいと思える空間を作りたかったんです。」
こだわりの家具と共にシェアメイト愛用の旅行本やビジネス本などの書籍もあります
「知人が隣町で独立して不動産を開業したいと話していて『だったらここでいいじゃん!』と。
Wi-Fiがある作業場所が欲しくて…そこで最初はWi-Fiビルと仮称にしていたんですが、自分の中で定着しちゃって、もうビルの名前にしちゃいました。」
作業したい時に求めているのはコーヒーのあるカフェではなく、リフレッシュできる場所ではないか?自身の経験もあり、室内への飲食の持ち込みも可能にしています。お気に入りの飲み物を片手に気分転換をしてみると、より作業が捗りそうです。
もちろん、次の旅先について話し合うなど、グループでの雑談場所としても利用できます。
Wi-Fiビルの1階が佐世保ShareLounge。その他は不動産などのテナントとして活用
コワーキングスペースと聞くと、リモートワーカーが仕事をする場所という印象が強いかもしれません。しかし、佐世保Share Longeは学生さんが勉強したり、地域の人がイベントを開催する場所として地元の人の憩いの場所となっています。
「人が交流できる場所を作りたくて。何かに困った時に『この人に相談したら解決できるかも』と人と繋がれる場所を私が欲しいんです。だから飲食店みたいに誰でも入れる場所を作りたいなと思います。」
佐世保にまだ少ないものを自分で作ろうと思った、と話す江頭さんの挑戦の裏には地域が紡ぐ、人との繋がりの温かさを感じます。今後は飲食店のテナントを募集し、夜はお客様がラウンジとして使えるコワーキングスペースにしたいと今後の挑戦もお話しいただきました。
店内入り口には友人作のレゴ®ブロックで作られたWi-Fiビルがお出迎え
アプリをダウンロードし、事前にクレジットカードを登録することで、コワーキングスペースを利用することができます。
入り口すぐ横にある大きな窓からは、地元の方の生活の様子もみえました。
「いろんな人に使って欲しい。周りに診療所が多いので高齢の方にも使ってもらえるように青汁も置いているくらい。まだまだ試行錯誤しています。」と話す江頭さん。
室内には個別で集中できるスペースのほか、座ってくつろげるソファ席も。旅先でもゆっくりと自分の時間を過ごせそうです。
宮田町バス停より徒歩1分。「佐世保Share Lounge」には、だれかとのつながりを求めて、今日も人々が訪れます。古い建物の味わいが残るコワーキングスペース。
旅先の非日常を楽しみながらも、どこか懐かしさを感じる場所です。
佐世保Share Lounge
住所:長崎県佐世保市俵町1−2 Wi-Fi Building 1F
アクセス:松浦鉄道 北佐世保駅より徒歩4分
西肥バス「宮田町」バス停より徒歩1分
SNS:https://www.instagram.com/sasebo_wifi_building/
*営業時間や定休日についての詳細は、上記のリンク先にてご確認ください。